手芸、洋裁の「ギャザー」とは?意味と作り方を詳しく解説!


ギャザースカート、ギャザーブラウスなど「ギャザー」という言葉をよく聞きますよね。
ギャザーは服作りでとてもよく使われるテクニックです。

今日はギャザーの意味と実際の作り方について解説します。

今後、ヘルカハンドメイドでは無料型紙ダウンロードページでギャザーのテクニックを使った作品も追加していく予定です。
知っている方もぜひ復習として参考にしてみて下さい。

ギャザーが作れるようになると創作の幅がグッと広がりますよ!
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目次

ギャザーってなに?

ギャザーとは布がよって集まった状態をいいます。

布がよった状態のスカートをギャザースカートといいますし、上画像のように、縫い目を利用して布がよったデザインが入ったものをギャザーブラウスと呼びます。
布がよった状態=ギャザーということになります。

ギャザーの作り方

さて、実際に手芸でギャザーを作る際の手順を見ていきましょう。
長さの異なる布を縫い合わせることでギャザー作っていきます。

しつけ糸をつかって「ぐし縫い」をする

ギャザーを作るために下準備をしましょう。
ミシンであら縫いをして(針目を広くして)作る方法もあるのですが、
今回は手縫いで作る方法を解説します。

まずはしつけ糸を用意します。
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しつけ糸を使ってギャザーをよせる部分に小さく並縫い(なみぬい)をしていきます。

実際にミシンで縫い合わせる線の上下3mmほどに並縫いをいれていきます。並縫いの間隔は3mmほどです。
このような小さな並縫いを洋裁・裁縫用語で「ぐし縫い」といいます。
間隔の小さな並縫い=ぐし縫いとおぼえておいて下さい。

しつけ糸を引っ張って長さをそろえる

ぐし縫いを終えたら、二本のしつけ糸を引っ張って布をよせていきます。

布をギュッとよせて、縫い合わせる生地と同じ長さになるようにします。

ギャザーをよせたら、上からアイロンで押さえる

縫い代部分のみアイロンでギャザーをつぶす

ギャザーをよせ終えたら、アイロンで上からおさえます。
アイロンのコツは上画像のようにアイロンの端を使い、縫い代部分(実際に縫い合わせる部分)のみ押さえることです。
このようにすることでギャザー部分が平らになり、安定します。
安定することでミシンで縫い合わせやすくなります。
縫い目から下に出る部分はアイロンをかけないように注意して下さい。
実際にミシンで縫い合わせると、このようになります。
こちらが裏側↓
縫い終えたら、しつけ糸はさみでカットして取り除いて下さい。
これでギャザーの完成です。
たっぷりギャザーが入ったものやほんの少しだけギャザーが入ったものなど、ギャザーの分量はデザインによって様々ですが、作り方はどれも同じです。基本としてぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

服の型紙を設計するパタンナーという仕事をしています。
難しい言葉やテクニックが多い服作りを、できるだけわかりやすく解説していきます。
手芸を通して、「創造する人」を増やしていくのが目標です。

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