「衣縫人や糸取物語、新品だと10万円以上するし高すぎる……」
「とりあえず最初はメルカリで3〜4万円の中古でいいかな?」
その気持ち、痛いほどわかります。ミシンは高い買い物ですよね。
でも、ちょっと待ってください。
実は、ロックミシンの中古購入は、家庭用ミシン以上に「ギャンブル」なんです。
「安く買ったつもりが、修理代で新品より高くなった」 「届いたその日に糸調子が合わず、結局ゴミになった」
そんな悲劇を避けるために、中古に潜む致命的なリスクを包み隠さずお伝えします。
【結論だけ先に知りたい方へ】
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ロックミシンの中古品に潜む「最大の落とし穴」
ロックミシンは構造が複雑なため、中古品は特に注意が必要です。
中古ロックミシンに手を出す人が最も陥りやすい罠は、「糸調子」に関する問題です。

落とし穴その1: 糸調子が合わない、整わない
ロックミシンの心臓部であり、最も難しいのが「糸調子」です。
ロックミシンの糸調子を整える作業は、通常のミシンの何倍も難しいです。

中古品の場合この「ロックミシンの糸調子を整える」という作業が、しずらい、もしくはできない場合があります。
「説明書通りに、ダイヤルをまわしているけど、全然糸調子が整わない、、。」
こういったことが中古ロックミシンの場合普通にあります。
原因としては以下のようなものがあります。
- 内部の内部の固着・摩耗:長年使用または放置されたミシンは、内部の部品が摩耗したり、油が固まったりして、糸調子ダイヤルを回しても正確に調整できなくなっていることがある
- 初期不良の判断が不可能:中古で糸調子が合わない場合、それが自分の技術不足なのか、ミシン自体の故障なのか、初心者には区別がつかない。結果、縫い目の汚さに悩み、ロックミシンを使うこと自体を諦めてしまうケースが非常に多い。
落とし穴その2: 写真だけでは絶対に分からない「隠れた故障」
フリマサイトでよく見かける「動作確認済み」のコメントにも注意が必要です。
届いて実際に動かしてみるまで分からないのが、ロックミシンの「動作音」です。
異常な駆動音や振動がある場合、想像以上にうるさく、夜間の作業に支障をきたします。
「騒音」の原因は、経年劣化や、長く稼働させていない、メンテナンス不足など様々な要因があります。
この「音」も「どこまでを普通、どこからをうるさい」と感じるかは、個人の主観によって分かれるところです。
音は気になりだすと、どこまでも気になる箇所なので、中古で購入する際は注意が必要です。
【型番チェック】中古で避けるべき「古い機種」の共通点
ロックミシンの、特に新しいモデルは初心者でも扱いやすい画期的な機能が搭載されています。
中古で古い機種を選ぶことは、これらの「失敗を避けるための機能」を捨てることになります。
① 自動糸調子機能がない
ロックミシン初心者が最初に挫折する最大の原因が「手動の糸調子合わせ」です。
| 機能 | 糸調子ダイヤル調整 | デメリット |
| 自動糸調子 (最新機種) | 不要 | どんな生地でもミシンが自動で調整。ストレスフリー。 |
| 手動糸調子 (旧機種) | 必要 | 生地や糸を変えるたびに4つのダイヤルを自分で調整する必要がある。 |
人気の『衣縫人』や『糸取物語』でも、古い型番には自動糸調子が付いていない場合があります。中古で型番をチェックする際は、必ず**「自動糸調子機能」の有無**を確認しましょう。
手動の糸調子合わせに時間を浪費したくない方は、最初から自動糸調子搭載の新品ロックミシンを選ぶのが賢明です。
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② エアスルー機能がない
ロックミシンは内部のルーパーに糸を通す作業が複雑です。最新のベビーロックの機種に搭載されている「エアスルー(空気圧で一瞬で糸を通す)」機能がない機種は、糸通しだけで毎回10分以上かかる場合があります。
古い機種を選んでしまうと、作品作りの準備段階で時間とストレスを大きく消費することになります。

ただこのエアスルー機能がついていても中古の場合「4回に一回は通る」といった、プチ不具合がある場合があるので、注意が必要です。
【コスパ検証】中古購入が「損」になる価格と修理代の罠
中古品は安く見えますが、ロックミシンの場合はメンテナンス費用の相場が高く、結局新品を買った方が安く済むケースがほとんどです。
| 項目 | 個人売買の中古相場(一例) | 新品価格(セール時) |
| 本体価格 | 30,000円〜60,000円 | 80,000円〜130,000円 |
| 修理・調整費用(相場) | 20,000円〜40,000円 (糸調子調整、部品交換など) | 0円 (メーカー保証で対応) |
| 合計コスト | 50,000円〜100,000円 | 80,000円〜130,000円 |
| 保証 | なし(整備済除く) | あり(1年〜3年) |
ネコ修理代で30,000円!?
特に個人売買の中古ミシンは、購入後に糸調子が合わず、専門店に持ち込むと「整備が必要」と診断されることが非常に多いです。
また、古い機種だと修理のための「パーツ」を用意する必要があるため、その有無で修理できるかできないか?が決まってしまう場合があります。
当然修理期間中は、手元にないのでロックミシンを使うことはできません。
修理代を合わせると、最新機能とメーカー保証が付いた新品のセール価格と大差なくなってしまうことがあります。
4. 【結論】ロックミシンは「安心」を買うべき
ロックミシンは、家庭用ミシンでは実現できないプロの仕上がりを実現するための道具です。
きちんとしたロックミシンが買うことができれば、その後買い替えることはないでしょう。
そのくらいロックミシンは長持ちします。
本当に作品のクオリティを上げたいなら、ミシン本体の価格を気にするよりも、
「安心して作品作りに集中できる環境」
に投資することが、何より大切です。
中古品で数万円を節約した結果、糸調子に悩まされ、作品作りを諦めてしまうのは本末転倒です。
新品を選び、迷いなくプロ級の縫い目を手に入れましょう。
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