ラグランスリーブとは首部分から脇下部分にかけて、斜めに切り替え線の入った袖をいいます。
機能的で腕が動かしやすいという特徴があります。
ラグランスリーブの由来
クリミア戦争で活躍した英国のラグラン将軍が考案したことから、このように呼ばれます。
こちらはラグランスリーブのTシャツです↓
よく見るデザインです。
色で別れている分、よりわかりやすですね。
ちなみに「スリーブ」とは英語で「袖(そで)」の意味です。
袖とは服の腕の部分のパーツをいいます。
ラグランスリーブは日本語と混ぜて「ラグラン袖(そで)」と呼ばれることもあります。
ラグランスリーブの特徴
ラグランスリーブは腕が動かしやすい
ラグランスリーブの特徴はなんといっても動かしやすいことが特徴です。
可動域が広いため、腕が動かしやすく、機能的です。
機能性が求められるスポーツウェアには適したデザインといえます。
ラグランスリーブの特徴として、腕が動かしやすく機能的である、と覚えておいてください。
ラグランスリーブのソーイングについて
ラグランスリーブは実は初心者さんでも縫いやすい
「ソーイングの難しさ」の一つとして、「違う形状同士のカーブを縫い合わせること」があります。
違う形状のカーブを縫い合わせるために、まち針や仮止めクリップを使用して、布を仮止めします。
>参考記事:仮止めクリップとは?使うメリットとデメリットを詳しく解説
特に袖ぐりと袖山はカーブ形状がかなり異なるため、初心者の方にとっては縫い合わせるのがやや難しいポイントです。
その点、ラグランスリーブは袖のカーブと、袖ぐりのカーブの形状が近いです。
そのため、ミシンで縫い合わせがしやすいのです。
ラグランスリーブは、形状がやや特徴的で、直感的に理解しづらいのですが、
実は縫い合わせるのが「楽」、ということができます。
そのため、ソーイング初心者さんにも、比較的取り組みやすいデザインです。