袖?衿?前身頃?服のパーツ名の意味を覚えてみよう!(その1)

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服はパーツを縫い合わせて作られています。

そのパーツには実はそれぞれ名前があります。

普段は「服」としてとらえて着用するので、意識をされないかもしれませんが、じつはたくさんのパーツが組み合わされているのです。


なんとなく知っているという方や普段何気なく使ってる方もいるかもしれません。
今回はショートコートを使って服のパーツの名前をざっくりと解説してみたいと思います。

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目次

服のパーツ名とは?

さっそく服をパーツにわけていきましょう。
先ほどのショートコート、ざっくりとパーツに分解すると、こんなイメージになります。

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前からみた画像です。わかりやすいように赤、青、黄色をつかって線で分けてみました。

前身頃(まえみごろ)

赤い線でくくられたパーツを総称で「身頃(みごろ)」といいます。
わかりやすくいうと本体です。
体の前部分をおおうパーツを総称してそう呼びます。
上の画像は前の身頃なので前身頃(まえみごろ)といいます。

後ろ身頃(うしろみごろ)


背中の部分は後ろ身頃(うしろみごろ)よびます。

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ひとつ注意する点がありまして、この「身頃」という言葉、上着だけでなく、実はスカートやパンツにも使われることがありますj。


スカートも前のパーツを「前身頃」、後ろのパーツを「後ろ身頃」と呼ぶこともあります。


呼ぶこともある、書いたのは必ずしも「身頃」という言葉を使う必要はなく、もっとわかりやすく「前スカート」「後ろスカート」と呼ぶこともあるためです。

パーツの名称には絶対的なルールはなく、あくまでわかりやすくパーツの区別できるようにに名前がつけられています。

また人間の体は一般的に左右対称とされているため、前身頃は体の右前と左前を兼用します。
厳密には右前の身頃を右前身頃(みぎまえみごろ)、左前の身頃を(ひだりまえみごろ)とよびます。

体であれ、足であれ、全体をおおう大きなパーツを「身頃(みごろ)とよぶ」と覚えておいてください。

衿(えり)

青色でくくられた部分を衿(えり)とよびます。比較的なじみがある呼び名だと思います。
ブラウスであれこーとであれ、ジャケットであれ、首の部分のパーツを総称して衿(えり)とよびます。

袖(そで)

次は黄色の部分です。袖(そで)といいます。
腕の部分のパーツをいいます。
ちなみに袖の長さを「袖丈(そでたけ」といいます。

腕の部分のパーツを総称して袖(そで)と言います。

型紙のルール 一つの服の中で同じパーツ名称は使わない。

服の型紙を作る上で一つルールがあります。
それは一つの服の中で同じパーツ名称は使用しないということです。違う形のパーツに同じ名称がついていたら混乱してしまいますよね。


たとえば先ほどのショートコートの衿(えり)ですが、実際は二つのパーツに分けられます。

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衿が一つのパーツで作られているなら、呼び名は衿(えり)でOK!
もし、二つ以上の名前で作られているならそれぞれのパーツに別の名前がつきます。
たとえば上の画像の二つのパーツはそれぞれ「上衿(うわえり)」、「台衿(だいえり)」という呼び方になります。

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余談ですが、仕事で型紙を作るときにデザインの特性上、衿がさらに細かくパーツが分けられていって上衿、台衿だけではカバーしきれなくなったらどうするか?
そんなときは衿A,衿B、衿Cとか、衿1、衿2、衿3というふうに名称をつけます。
自分以外の人(工場の方)がきちんと区別できるようにできるだけわかりやすく名前をつけていきます。

今日のまとめ

それでは今日のまとめです。

  • 服のパーツにはそれぞれ名前がある。
  • 上着のパーツには「身頃(みごろ)」、「衿(えり)」、「袖(そで)」などの名称がついている。(スカートの前パーツも「前身頃」とよぶこともある)
  • 型紙のルールでは一つの服の中で同じパーツ名称は使わない。

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この記事を書いた人

服の型紙を設計するパタンナーという仕事をしています。
難しい言葉やテクニックが多い服作りを、できるだけわかりやすく解説していきます。
手芸を通して、「創造する人」を増やしていくのが目標です。

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