家庭用ミシンの選び方を解説しているサイトはたくさんあります。
ただ、初心者の方は、「おすすめ30選」と言われても、どれを選べばいいのかわからないですよね?
今日はパタンナー(服の型紙を作るのが仕事の人)である私が本当にお勧めの家庭をミシンを厳選して5つ紹介します。
自分の用途をしっかり把握して、この5つの中で選べば失敗はなくなります。
ヘルカのおすすめ家庭用ミシンはこれ!
ズバリ!ヘルカハンドメイドのおすすめ家庭用ミシンは以下のとおりです。
タイプ | おすすめ度 | ヘルカのコメント | |
JANOME 電動ミシン JN508DX | 電動 | △ | 必要最低限でよければこれ! |
JUKI 電子ミシン HZL-40DX | 電子 | 〇 | 電子ミシンならこれ! |
ブラザーコンピュータミシン「PS205」 | CPU | ★ | ベストセラー!バランスよし! |
JANOME コンピュータミシン 「JN831」 | CPU | ★★ | テーブルつきで作業しやすい! |
JUKI コンピュータミシン「 HZL-G100B」 | CPU | ★★★ | ヘルカが買うならこれ! |
この中でもJANOMEのJN831かJUKIのHZL-G100BJを購入すれば間違いありません。
自分は職業用ミシンをもっているので、家庭用ミシンは必要ないけど、もし買うならJUKIのHZL-G100BJを購入しますね。
初心者にとって良いミシンとは?
そもそも初心者の方にとって良いミシンとはどんなミシンでしょうか?
初心者の方がミシンを選ぶ際には
1.必要最低限の機能があるミシン
2.価格が適正なミシン
3.自分の目的に合っているミシン
の3つに注目することが大切です。
順番に見ていきましょう。
必要最低限の機能があるミシン
ミシンに最低限必要な機能は
「直線に縫う機能」
と
「裁ち端をかがる」
機能の2つです。
順番に見ていきましょう。
直線縫い
直線縫いとは文字通り、直線にミシンをすすめていくこと、布を縫い合わせることをいいます。
ミシンの最も基本的かつ、大切な機能になります。
裁ち端をかがる機能(ジグザグ縫い)
もう一つの「裁ち端をかがる」という言葉は、なじみがない言葉かもしれません。
布は基本的にタテ糸とヨコ糸で織られています。
通常布は、はさみでカットすると、裁ち端がほつれてきます。
このほつれを予防するために裁ち端を処理する機能が必要になります。
皆さんが持っている服の端を見てみてください。
こんな風になっていませんか?
これは「ロックミシン」という特殊ミシンを使って布がほつれないように始末してあります。
このロック始末で処理するには、別途ロックミシンを購入する必要があります。
「家庭用ミシン(後で詳しく解説します)」と呼ばれるものには、このロックミシンの代わりとなる処理ができる機能がついています。
一般的には「ジグザグ縫い」と呼ばれます。
ロックミシンほどの安定感はありませんが、ジグザグ縫い機能は、「布端のほつれ予防」として機能します。
布の端をジグザグに縫うことによって、端がほつることを防いでくれます。
このジグザグ縫いも直線縫い同様、布で作品を作る際に、重要な機能になります。
家庭用ミシンに最低必要な機能は「①直線縫い」と「②ジグザグ縫い」の二つ。
この機能がついていない家庭用ミシンはありませんが、何より大切な機能です。
価格が適正なミシン
家庭用ミシンは値段は安いものからびっくりするくらい高価なものまであります。
価格の幅が広いので、迷うところです。
結論からいうと、自分の目的に照らし合わせて、「このくらいの価格のものを買えば間違いない」というレンジがあります。
目安としては2万〜4万台ほどの価格のミシンを選ぶとよいでしょう。
このくらい出せば十分に機能が整った、家ミシンを購入することができます。
「高ければ高いほど高機能でよいもののはずだ」
と思い込むのは危険です。
必要以上に高い家庭用ミシンを購入して、失敗することがないように注意してください。
自分の目的にあったものを選ぶことが大切
そして、何より大切なのが、それぞれの目的にあったミシンを選ぶことです。
皆さんは何が作りたいですか?
保育園で入園グッズを作るために購入する方もいると思いますし、服作りにチャレンジしたいと思って購入する方もいると思います。
それぞれの目的に応じて難易度も、ピッタリの家庭用ミシンも違ってきます。
まずは自分自身の目的をはっきりさせることが大切です。
後ほど家庭用ミシン購入を考えている、 Aさん、 Bさん、 Cさんに参加してもらって、ミシン決めのコツを解説していくので、参考にしてみてください。
初心者さんにとって良いミシンは
①最低限必要な機能が入ったもの
②価格が適正なもの
③自分の目的と合うもの
の3つがそろったものです
「家庭用ミシン」には3種類ある
初心者の方向けミシンには
①電動ミシン
②電子ミシン
③コンピュータミシン
の3種類があります。
この3つは、まとめて
「家庭用ミシン」
と呼ばれます。
電動ミシン
モーターでミシン内の動きを制御します。
構造がとてもシンプルで比較的安く購入できます。
ただ、パワーが弱く、厚手の布を縫うのは不得意です。
必要最低限の機能のミシンで手軽さがポイントです。
電子ミシン
電子回路でミシン内の動きを制御します。
電動ミシンと比較して、スピードの調整も可能です。
電動ミシンよりパワーがあります。
コンピュータミシン
ミシンにモニターがついているのが特徴です。
後ほど説明しますが、「自動糸調子設定機能」や「刺繍機能」などがついたものもあります。
価格はやや高めです。
便利な機能が多いため、初心者の方でも安心して使用することができます。
初心者の方は購入するミシンは
①電動ミシン
②電子ミシン
③コンピュータミシン
の3種類の中から選ぶことになります。
以下でそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。
電動ミシンの特徴
電動ミシンは必要最低限のシンプル設計
電動ミシンは直線に縫う、裁ち端にジグザグ縫いを入れる、等の必要最低限の機能が備わったミシンです。
電動ミシンは比較的低価格で購入できます。
ただパワーは弱く、厚物縫いが不得意です。
スポットでその時だけ使いたい方(例えば保育園グッズだけ作りたいなど)、また必要最低限の機能しかないので、ある程度裁縫の心得がある人に向いています。
電子ミシンの特徴
電子ミシンの価格は家庭用の中で電動ミシンと、コンピュータミシンのちょうど真ん中ぐらいに当たります。
できることは通常の直線とジグザグ縫いに加えて、糸調子が調整できたり、糸通し機能など便利な機能がついているものがあります。
電動ミシンより便利な機能が付いているので、やや価格が高くなります。
継続的にミシン使うことを考えてい方は電子ミシン以上のものを検討するとよいでしょう。
コンピューターミシンの特徴
コンピューターミシンには便利な機能がたくさん
コンピュータミシンの特徴はミシンに「モニター」がついていることです。
そして面倒な「設定」をコンピュータ制御で自動でしてくれるのがメリットです。
また、複雑な刺繍もコンピューターミシンならでは機能です。
コンピュータミシンミシンは家庭用ミシンの中で最もできることの幅が広いミシンです。
そのため、価格もやや高くなります。
ミシンの種類と価格の関係はあくまで目安
メーカーの枠を超えると電子のものでコンピュータより高いものがある
以上、家庭用ミシンの種類と価格の関係を解説してきました。
とはいえ、家庭用ミシンには様々なメーカーがあります。
メーカーの枠を超えると電子ミシンでもコンピューターミシンより高価なものもあります。
大きな区分けとして、ミシンの種類と価格の関係を紹介してきましたが、あくまで目安とお考えください。
メーカーの枠を超えると、電子ミシンがコンピュータミシンの価格を超えたりすることもあるよ
家庭用ミシンに「最低限必要な」機能
先ほど解説しました。
①直線に縫う機能
②裁端をかがる(ジグザグ縫い)機能
でしたね。
この機能はほぼすべての家庭用ミシンに付いているので安心してください。
あとボタンホール作成機能も家庭用ミシンなら標準装備されています。
家庭用ミシンに付いていると「便利な」機能
次に付いていると便利な機能を紹介します。
以下の機能は電動ミシンにはついていません。
電子ミシンもしくはコンピューターミシン以上の機能となります。
糸調子整え
これは糸調子を自動で整えてくれる機能になります。
糸調子とは上糸と下糸のバランスのこと言います。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
初心者の方はそもそも「糸調子が良い状態」がどういうものか分からないと思いますし、
自力で調整も難しいと思います。
その点この「糸調子機能」は上の糸、下の糸のバランスを簡単に調整してくれるのが便利です。
糸通し機能
こちらは自動もしくは手軽に飯に移動通すことができる機能です。
ミシンって結構細かいところに糸を通してセットをしていきます。
これがやや、おっくうなんですよね。
この糸通し機能があると、その面倒くさい作業が楽にできます。
糸通し機能もあると便利な機能の一つです。
家庭用ミシンに付いていると「うれしい!?」機能
文字刺繍
文字の刺繍ができる機能です。
ほとんどがひらがなにも対応しているため、高価なコンピューターミシでのみ対応可能となっています。
ちょっと待って!本当に文字刺繍機能って必要??
家庭用ミシンを選ぶ上で一度考えてもらいたいことがあります。
それは
「本当に文字刺繍など、複雑な刺繍機能って必要??」
ということです。
例えば文字刺繍は、
「お子様の服や小物を作る時に文字を入れる」
等の用途が
考えられます。
保育園などに持っていって他の子の持ち物と見分けがつくようにですね。
そういう使い方をしたい方もいらっしゃることは理解できます。
ただ、ヘルカは家庭をミシンを選ぶ上で
「文字刺繍の機能は必要ない」
「文字刺繍」機能のために高いミシンを買う必要はない」
というスタンスです。
理由は以下の通りです。
作成するのに時間がかかる
刺繍は作成するのに結構時間がかかります。
細かい目で針を動かしていくので、糸の量も必要になります。
既製品みたいには綺麗に出来ない
「刺繍」というと既製品(お店で売っている服)についている刺繍を連想されると思いますが、
家庭用ミシンの刺繍は、正直あそこまできれいにはできません。
また、刺繍をきれいに入れるには表地との相性を考慮する必要があります。
同じ刺繍でも、入れる布によって見た目が違ってきます。
この辺の見極めが初心者の方には難しいと思います。
前提として、家庭用ミシンの刺繍は既製品ほどきれいにできないと理解しておいてください。
文字や複雑な刺繍機能は本当に必要か?考えましょう
「なんでもできる」が「よいミシン」ではない
あとこれはややマニアックな視点なのですが、「刺繍」って複雑に針を動かして、作成するんですよ。
針の落とすポイントを細かく変えて文字などを作成するのです。
ということはその分、「針の可動域が広い」ということなんです。
針の可動域が広いということは、設計上ある程度、針をグラグラな状態にもなるよう設定されているということです。
ヘルカ的には
針がグラグラ=直線縫い機能はどうなの??
っていうのが疑問です。
直線縫いはミシンの基本で一番大切な機能です。
複雑な刺繍ができるからといって、「直線縫い」の縫い目がぶれやすい、縫い目が曲がりやすい、となったら本末転倒ですよね。
家電でもそうですよね?
必要以上に多機能な製品ってどこか本来の機能が物足りなかったり、故障しやすかったりします。
シンプルで目的に沿ったものが一番活躍しますよね?
これはミシンでも同じです。
自分の目的に沿ったミシンを買うことが、購入後の満足度を高めるために、何より大切です。
余談になりましたが、一つの視点としてとらえてみてください。
「なんでもできるミシン」=「よいミシン」ではない、とヘルカは考えます。
自分の目的に沿ったミシンを選びましょう
結局コンピュータミシンが一番安心感がある
で、
「結局どれがおすすめなのよ!」
ってことですが、長年、服作りに関わってきての結論は
なんだかんだ初心者の方には「コンピュータミシン」をおすすめします。
理由はやはり、親切・便利機能が多いからです。
ミシンでの作品作りは、ある程度継続し、
「なんかうまくなってきた!」
って実感が湧くと俄然やる気が出て、楽しくなってくるものです。
いいかえると、そこまで続けないと、本当の楽しみって味わえないんですよね。
そしてミシンは縫い始めるまでに、糸調子など、あれこれ面倒くさいことを設定する必要があります。
面倒くさいことって人って億劫でやめちゃうんですよね、、。
できるだけ壁が低いほうが、取り掛かりやすいし、結果的に長続きします。
長続きすると当然、ミシンの扱いもうまくなってくるので、どんどん縫うのが楽しくなると思います。
創作欲が爆発し、いいサイクルに入れます。
せっかくお金を出してミシンを買うのに「めんどくさい」が理由で遠ざかってしまうのは、ややもったいないなとヘルカは考えます。
ミシンはあくまで手段です。
「簡単に続けられる手段」「楽しく楽に作れる手段」も大切と考え、ヘルカはコンピュータミシンをプッシュします。
ヘルカのおすすめはハードルが低く、楽に続けられるコンピュータミシンです
プロ視点!ヘルカが教える家庭用ミシンを選ぶ3つのポイント
プラスアルファで、意外と盲点になっているポイントを解説します。
盲点ポイントは
①フットコントローラーがつけられるか?
②文字刺繍本当にいる?
③ふところサイズは大丈夫?
の3点です。
①「フットコントローラー」が付いているものもしくは付けられるものを選ぼう
初心者の方こそ「フットコントローラー」が付いたもの、もしくはつけられる家庭用ミシンを選んで下さい。
フットペダルとは足で踏むことで、ミシンの動きを制御できるものです。
フットコントローラーがない場合は、右手でレバーを押してミシンを動かしていくことになります。
フットペダルがあれば両手は手元の「縫い」に集中できます。
ミシンは両手が自由に使えたほうが、きれいに縫えます。
縫いの失敗が減ります。
家庭用ミシンは初心者の方こそ購入するのに、どうしてフットコントローラーがないものがあるのかがやや不思議です。
家庭用ミシンはフットペダルがつけられるもの選びましょう。
複雑な「刺繍機能」は本当に必要かどうかを考えよう
先ほど触れました。
「もしかしたら使うかも」くらいだとおそらく使わないでしょう。
設定が億劫になって、日常使いはしなくなる可能性が高いです。
それでも「文字入れしたい!」という方はもちろん刺繍機能があるものを選んでOKです。
自分の用途をしっかり理解して選びましょう。
服作りまでやりたいなら「ミシンのサイズ」にこだわろう
最終的に「自分の服(大人服)」までチャレンジを考えているならミシンの「サイズ」にも注目してください。
ミシンには「サイズ」があります。
大きく分けて
コンパクトサイズ
と
レギュラーサイズ
の2つがあります。
レギュラーサイズとコンパクトサイズでは「ふところ幅(ふところサイズ)」とよばれるスペースの長さがちがいます。
このふところサイズが広いほうが縫いやすく、作品の作りやすさに直結します。
また、ふところサイズが広いほうが、縫っていて疲れません。
コンパクトな家庭用ミシンは場所をとらず、収納には便利です。
しかし、実際の作品作りの時はミシン自体が小さく、やや窮屈に感じるものです。
パーツの大きな大人服ならなおさらです。
大人服を縫うならミシンサイズのふところサイズに注目し、「レギュラーサイズ」のものを選びましょう。
またソーイング中の大きいパーツの取り回しは、「縫い疲れ」につながります。
窮屈なコンパクトミシンで大人服を作ると、かなり疲れます(肩が凝ります)
パーツの大きな大人服を作るなら、ふところサイズが広いものを選んでください。
①フットコントローラーがつけられるか?
②文字刺繍機能は必要か?
③サイズはやりたいことに合っているか?
この三つに注目してみてね
ヘルカのおすすめ家庭用ミシン5選(文字刺繍機能なし)
家庭用ミシンは本当にたくさんのメーカー、種類があります。
厳選して5選おすすめを紹介しますね。
JANOME 電動ミシン JN508DX|両手が使えるフットコントローラータイプ
JANOME JN508DXを選ぶメリット
こちらは必要最低限の機能のみを搭載した、電動ミシンです。
価格も安いのが魅力ですね。
この価格でフットコントローラーがついているのもよいです。
糸通し機も付いています。
ステッチパターンは必要最低限のシンプルなものばかりです。
電動ミシンだがパワーがあります。
JANOME JN508DXを選ぶデメリット
サイズが小さいので、本格的な服作り(特に大人服)には向いていません。
入門機なので「とりあえず縫えればいい」という方向けです。
必要最低限の機能と、価格の買いやすさが一番の特徴です。
そのときだけ使えばいい、あまり使わないかも、という方には向いたミシンです。
もう必要最低限の機能でOK!という人はこれ!
JUKI 電子ミシン HZL-40DX
こちらはJUKIの電子ミシンです。
フットコントローラーは別売りで購入することができます。
JUKI HZL-40DXを選ぶメリット
スピード調整可能です。
「スピードが出ると怖い」という方は安心できます。
自動糸通し機能付きです。
手元を照らすLEDライトがついています。
手元のLEDライトは特に黒など、暗い色の生地を縫う場合は目が疲れず、重宝するはずです。
縫い目の長さ(針目の間隔)を調整できます。
JUKI HZL-40DXを選ぶデメリット
コンパクトサイズです。大人服の作成にはやや窮屈に感じます。
あんまりお金を出したくないけど、そこそこ機能的なものがほしい、という方におすすめです。
電子ミシンの中ではこれがおすすめ!
ブラザーコンピュータミシン「PS205」フットコントローラー付き
こちらはブラザーのコンピュータミシンです。
ベストセラーモデルですね。
予算が2万円ほど家庭用ミシンをお探しならこちらのミシンがおすすめです。
ブラザーPS205を選ぶメリット
縫い目の長さ、ふり幅などを細かく設定できる。
自動糸通し機能搭載。
モニターも必要最低限の表示で見やすいです。
レビュー評価が高くまた多いので、ほかの購入者の感想を参考にして、安心して購入することができる。
ブラザーPS205を選ぶデメリット
ふところサイズがやや狭いのがやや気になります。
あと、細かいのですが、アーム部分が四角ではなく「アーチ状」なところも、やや気になります。
手の大きな人(男性なども)はちょっと引っかかりが気になると思います。
とはいえ、慣れれば気にならないと思います。
多くの人の評価も高いミシンなので、子供服や小物作成なら十分な性能を発揮してくれます。
ユーザー評価も高いバランスが取れた家庭用ミシンです
JANOME コンピュータミシン (ハードカバー/ワイドテーブル/フットコントローラー標準装備) JN831
JANOME JN831を選ぶメリット
テーブルのがついているのが特徴です。
テーブルがついているので作業がしやすいです。
厚地の縫える十分なパワーがあります。
自動糸調子機能が付いています。
フットコントローラーがついています
自動糸切り機能付きです。
これがとても便利で、「ワンタッチ」で糸をカットすることができます。
縫い終わりにいちいち糸をはさみでカットする必要がありません。
また、左右のラインタックを同じ方向から縫うので、ボタンホールがきれいに作れるのもこのミシンの特徴です。
JANOME JN831を選ぶデメリット
価格がやや高いのがデメリットですが、上記の通り、それに見合う性能はあります。
ワイドテーブルつきでお得!JANOMEのコンピュータミシンならこれ!
JUKI コンピューターミシン「HZL-G100B」 フットコントローラー付き
JUKIの本格派の家庭用ミシンです。大人服作りならこれ!です。
同タイプで「フットコントローラーなしのタイプ」もありますが、こちらの「付き」タイプがおすすめです。
JUKI HZL-G100Bを選ぶメリット
縫い心地にこだわった設計で、とても縫いやすいです。
ふところサイズも203㎜あり、大人服を作るのにも十分なソーイングスペースがあります。
パワーがあり、デニムの三つ折り伏せ縫いもできる
針元にLEDランプがついており、見やすいです。
「ロックミシン風」の裁ち端かがりができます。
JUKI HZL-G100Bを選ぶデメリット
こちらも、やや価格が高いのがデメリットです。
とはいえ、それに見合う機能価値はあります。
服作りにもしっかり対応した本格派の家庭用ミシンです。
「縫いよさ」「縫いやすさ」にこだわりがあり、本格的なものづくりをしてみたい方にお勧めです。
大人服まで丁寧に作りたいならこれ!
フットC | ふところ | 特徴 | |
JANOME 電動ミシン JN508DX | あり | 140mmほど | 安い |
JUKI 電子ミシン HZL-40DX | 別売り | 138mm | そこそこ機能があって安い |
ブラザーコンピュータミシン「PS205」 | あり | 150㎜ほど | バランスよし |
JANOME コンピュータミシン 「JN831」 | あり | 170㎜ほど | テーブル付きで縫いやすい |
JUKI コンピュータミシン「 HZL-G100B」 | あり | 203mm | 大人服作りにも〇 |
教えてヘルカさん!私はどのミシンを買ったらいいの?
ここでは実際にミシンの購入を考えているAさん、Bさん、Cさんの状況に合わせてぴったりのミシンを考えていきましょう。
とりあえずスポットでミシンが使えればいいAさんの場合
保育園の入園グッズで巾着を作らなければならないんです。
とりあえずそのために買うのでその他に使う予定は今はないです。
でも何か破れたものが修理くらいできればいいかな
Aさんは目的が限られていますね。
「イベントで必要だから買う」
「スポットっでちょっとしたことに使うかも」
なら必要最低限でいいかもしれません。
上で紹介したミシンの中ではこちらです。
「自分からはあんまり使わないかも」
「でも何か必要なタイミングで少しだけ使うかも」
という方は高価な家庭用ミシンを購入する必要はありません。
コスパよく行きましょう。
簡単な作品作りまでチャレンジしたいBさんの場合
私も入園グッズがきっかけでミシンの購入を考えています。
せっかくだから小物や簡単な子供服も作ってみたいです。
ちょっとした作品作りまで楽しみたいんですね
Bさんはちょっとした作品作りまで楽しみたいんですね。
でしたら標準的なコンピュータミシンがおすすめです。
子供服のサイズ感ならこちらのミシンでも十分作成できます。
こちらはブラザーのベストセラーモデルです。
アマゾン等のユーザー評価もとても高いですよ。
「せっかくだから作品づくりを楽しみたい」
という方にぴったりのミシンです。
服作りまで楽しみたい!将来ハンドメイド作品を売ってみたいCさんの場合
自分の服(大人服)も作っていきたいです。
せっかく買うんだから後悔しないよういいものを買いたい。
できたら将来ハンドメイド品を売ることにもチャレンジしてみたいです
Cさんは本格的に作品作りを楽しみたいんですね。
でしたらこちらがおすすめです。
ふところサイズも十分にあり、家庭用ミシンで「大人服」を作りたい、作って売ってみたい、という方にぴったりのミシンです。
縫い目のよさにも定評があり、クオリティを求める方におすすめです。
家庭用ミシンQ&A
Q.家庭用ミシンと職業用ミシンの違いは何ですか?
職業用ミシンとは直線縫いに特化した、専用ミシンのことです。
職業用ミシン→直線縫いしかできません。
裁ち端の始末には別途ロックミシン等が必要になります。
職業用ミシンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
職業用ミシンは、家庭用ミシンの次のステップになります。
家庭用ミシンで作品作りをしている方が、
「もっと作品の完成度を上げたい!」
「もっと効率的に早く作って、売っていきたい!」
となったときに、購入するイメージです。
「ミシン初めて!」の方はまずは家庭用ミシンの中から選ぶとよいでしょう。
職業用ミシンは家庭用ミシンのワンランク上のミシンです
Q.ミシンを買うならどこのメーカーがいい?
日本には有名なミシンメーカーが揃っています。
ブラザー
JUKI
ジャノメ
など
どれも、家庭用ミシンの製造に長年の実績のあるメーカーです。
海外のミシンメーカーもありますが、個人的には、日本のミシンメーカーのものをおすすめしています。
理由は日本のミシン製造には長い歴史があるからです。
古くは車のトヨタのミシンの製造からスタートしているのですよ。
歴史があるので、日本のミシンって世界からとても評価が高いんです。
日本の有名なメーカーならミシンならどれを選んでも大丈夫です。
言い換えると日本のミシンメーカーで「よくないメーカー」というのはないと思います。
(めちゃくちゃ激安!とかは注意してください)
日本のメーカーのミシンで自分のニーズと合っていれば、どれを選んでも大丈夫です。
日本のメーカーのミシンは高品質!
Q.電動ミシンと電子ミシン迷ったらどっちがいい?
電子ミシンでいいと思います。
理由は電動ミシンと電子ミシンって価格がそこまで変わらないんですよね。
電動ミシン1.5万円
電子ミシン2万ちょっと
くらいの差だったりします。
ご自身の用途と予算を考えて、この差額をだせるようなら、スピード調整等、便利な機能がついた電子ミシンがおすすめです。
ただ個人的には前述のとおり、コンピュータミシンをおすすめします。
電動と電子だったら、電子がおすすめ!
Q.電子ミシンとコンピューターミシンの違いがよく分からない。どっちがいいの?
どっちがいいの?といったら、やはり便利機能がついているコンピュータミシンをお勧めします。
中間価格帯で迷ったらこれにしましょう↓
違いは「便利機能があるかどうか」と考えるとわかりやすいです。
コンピュータミシンのほうが便利機能がついています。
Q.将来的に「職業用ミシン」にステップアップするかもしれない。今はどれを買えばいい?
将来的に「職業用ミシン」への買い替えをか考えている方は、まずはこちらのコンピュータミシンでいいと思います。
理由は、買いやすい価格で、バランスが良い家庭用ミシンだからです。
家庭用ミシンで4万円台のものを買う
↓
その後職業用ミシンに買い替える
だと、結構お財布が厳しいですよね??
でしたら、まずは
家庭用ミシンで買いやすくバランスが良いミシンを買う
↓
その後ステップアップをもとめるなら、職業用ミシンに買い替える
としたほうが、乗り換えがスムーズで、お財布にも優しいです。
まずはバランスがよい家庭用ミシンからスタートしよう
Q.ヘルカが今から家庭用ミシンを買うならどれを買う?
自分はすでに職業用ミシンをもっているので、微妙ですが、今から買うなら、これですかね。
こちらを職業用ミシンのサブとして、使います。
使い勝手がよさそうですね。
あとヘルカはJUKIの職業用ミシンをずっと使っているので、どうしてもJUKIがほしくなってしまいます。
(もちろんブラザーの職業用ミシンも素晴らしいですよ!)
あとこちらのミシンの「裁ち処理始末機能」も個人的に気になります。
見た目がジグザグではなく、ロックミシンの始末に見えるんですよね。
通常コンピュータミシンについている布の裁ち端処理は、ジグザグ縫いなのですが、これは珍しいですね。
ちょっと試してみたいです。
見た目の「白×グレー」の色味、インダストリアルな感じのすっきりしたデザインも好みです。
ヘルカならこのミシン(JUKI HZL-G100B)をサブとして使用します。
やっぱりヘルカはJUKI推し!
おすすめ家庭用ミシンまとめ
まとめると以下の通りです。
タイプ | おすすめ度 | ヘルカのコメント | |
JANOME 電動ミシン JN508DX | 電動 | △ | 必要最低限でよければこれ! |
JUKI 電子ミシン HZL-40DX | 電子 | 〇 | 電子ミシンならこれ! |
ブラザーコンピュータミシン「PS205」 | CPU | ★ | ベストセラー!バランスよし! |
JANOME コンピュータミシン 「JN831」 | CPU | ★★ | テーブルつきで作業しやすい! |
JUKI コンピュータミシン「 HZL-G100B」 | CPU | ★★★ | ヘルカが買うならこれ! |
この5つから自分の用途に照らし合わせて購入すれば失敗はないでしょう。
それではよい手芸ライフをお過ごしください。
ぜひよいソーイングライフを楽しんでくださいね!