見返しとは?服のパーツ名を覚えよう!(その2)

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前回に引き続き、服のパーツ名を解説してきます。
裁縫の本の付録型紙によく「見返し(みかえしと読みます)」というパーツがありますよね?
この見返しという言葉、非常によく使う言葉です。
今回は見返し+それに付随してよく使う裁縫用語について解説してみたいと思います。
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目次

見返しとは?

写真のショートコートで見ていきましょう。
コートを開いた内側の、下画像のピンクの線でかこまれたパーツを「見返し」といいます。

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上着では主に前身頃の端の裏側のパーツを「見返し」と呼びます。
丁寧な言い方だと「前見返し(まえみかえし)」といいます。
前身頃の見返しだから、「前見返し」といいます。
(前身頃ってなに?という方は前回の投稿をご参照ください。)
なるほど、上着の場合は簡単ですね。

でもちょっと待ってください。「服の端」はこの部分だけではないですよね?
じつはこの「見返し」という言葉、上着のフロント部分だけではなく、さまざまなアイテムでも使われます。

「見返し」はスカートにも、袖口にもある。

たとえばスカートにも見返しがあります。
こちらをごらんください。
見返し.001スカートのウエスト部分の裏のパーツ、これも「見返し」とよばれます。
丁寧な言い方をすると「ウエスト見返し」といいます。

この見返しという言葉は服の「端」の裏に使用するパーツの総称なのです。
最初の「前見返し」もスカートの「ウエスト見返し」も、服の端の裏側ですよね?
見返し=「服の端の裏のパーツのこと」と覚えておいてください。

もうひとつ、袖口(服の手首の部分)にも見返しがあります。

見返し.002

ここはちょっと注意が必要です。
まぎらしいのですが、上図左のように、表側からひとつながりだと「袖口縫い代」と呼ばれます。つながっていれば縫い代という扱いになるのです。
(縫い代ってなに?という方はこちらで解説してあります)
しかし右図のように、一続きではなく、二つのパーツが接(は)がれていると袖口見返しと呼ばれます。

見返しという言葉はあくまで「服の端」の裏に使用するパーツの総称であるとおぼえておいてください。

読み方に注意!手芸でよく使う「接ぐ」という言葉の意味

右図の説明で接(は)がれているという言葉を使いました。
この「接ぐ(はぐ)」という言葉も裁縫でとてもよく使う言葉です。
結論から言うと、「接ぐ(はぐ)」とは「縫う」と同じ意味です。
なので「接がれている」=「縫われている」という認識でOKです。

さらによく使う言葉「共地」とは?

見返しは通常、共地(「ともじ」とよみます)を使用します。
共地とは「その服でメインで使用されている生地と同じ生地」という意味です。
上写真のショートコートで言えば、ネイビーの生地がメインで使用されている生地ということになります。
なので、見返しも共地=ネイビーの生地を使用して作られています。
共通の「共」の字があるので、なんとなく覚えやすいですよね。

見返しの生地をあえて他の生地に変える(あえて別の色にするとか)、ということもデザインのテクニックとしてたまにやりますが、一般的には「見返し」=「共地」と覚えておいてください。

きょうのまとめ

それでは今日のまとめです。

  • 見返しとは服の端の裏側のパーツの総称。
    前身頃の端の裏なら「前見返し」、スカートのウエスト端の裏なら、「ウエスト見返し」とよぶ。
  • 共地(ともじ)とは「メインで使用する生地と同様の生地」の意味。見返しは通常「共地」を使用する。
  • 接ぐ(はぐ)とは「縫う」同様の意味。裁縫でよく使う言葉で読み方が独特なので注意。

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この記事を書いた人

服の型紙を設計するパタンナーという仕事をしています。
難しい言葉やテクニックが多い服作りを、できるだけわかりやすく解説していきます。
手芸を通して、「創造する人」を増やしていくのが目標です。

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