この記事は
「これからロックミシンを購入したい方」
「ロックミシン選びのポイントを知りたい方」
に向けて書いています。
プロ目線で「おすすめロックミシンベスト5」も厳選しました。
この記事を読んでいただければ、あなたにぴったりのロックミシンが必ず見つかります。
結論!ヘルカのおすすめロックミシンベスト5
ズバリ!ヘルカハンドメイドのおすすめロックミシンは以下の5つになります。
メーカー | 製品型番 | |
1位 | JUKI | shululu MO-1000M |
2位 | ベビーロック | 衣縫人4本ロックミシンBL501 |
3位 | JUKI | 2本針4本糸 オーバーロックミシンMO-114DN |
4位 | ベビーロック | エクシムロックES4D |
5位 | JUKI | オーバーロックミシン MO-50eN |
結論、JUKIのshululuか、ベビーロックの衣縫人を買っておけば間違いないでしょう。
どちらかで間違いなし!
そもそもロックミシンとは?
ロックミシンは裁ち端処理「専用」ミシン
家庭用ミシンを使用しているときは「ジグザグ縫い機能」を使用して裁ち端を処理していたと思います。
しかしあくまでジグザグ縫いロックミシンの代用。
生地によっては不安定な始末になってしまうこともあります。
ロックミシンは裁ち端処理専用ミシンです。
ジグザグ縫いよりきれいに確実に処理することができます。
見た目も既製服(お店で売っている服)と変わらない完成度の高い処理をすることができます。
ロックミシンは裁ち端処理専用のミシン。
布の裁ち端がほつれないように処理することができます
ロックミシンでできること
メイン機能の「端始末」以外にもロックミシンでできることは他にもあります。
いろいろあるのですが、実際の作品作りで使いそうな
4本縁かがり(4本糸合わせ縁かがり縫い)
巻きロック(全巻き縫い)
の2つについて説明します。
4本縁かがり(4本糸合わせ縁かがり縫い)
ジャージ・ニット地を縫う場合、一度に地縫いとロック処理ができます。
「地縫い」してからロックミシンではなく、ロックミシンだけで縫うことができます。
巻きロック(全巻き縫い)
スカーフやハンカチの端、またドレスの裾などに使われる始末です。
コロッと丸みのある、ひものような始末にすることができます。
ロックミシンの針と糸の本数について
2本針?4本糸??いったい何のこと?
2本針とは2本の針を使うことができるという意味、4本糸というのは4本の糸をセットできるということを表しています。
「4本糸」とはこのようなことをいいます↓
糸が4本セットされていますね。
ロックミシンは使用できる針の本数と、セットできる糸の本数で、種類を区分けされることが多いです。
針と糸の本数でロックミシンでできることが変わる
ロックミシンは針の本数と糸の本数が増えるほど、できることが多くなり、そのぶん価格も高くなります。
1本針2本糸はもっとも安いですが、できることが限られています。
それとは対照的に2本針4本糸は高価になりますが、できることが増えていきます。
おすすめは2本針4本糸のロックミシン
これから購入する方におすすめは「2本針4本のロックミシン」がおすすめです。
1本針2本糸のロックミシンはおすすめしません。
端処理のクオリティがいまいちで、頼りないです。
またできることが限られています。
次に1本針3本糸タイプです。
こちらは布帛(ふはく:たて糸とよこ糸で織られた一般的な布)の布端処理はできますが、ニット地のかがり縫いはやや弱くなってしまいます。
最後の2本針4本糸タイプは、家庭で服作りを楽しむために十分な機能が備わっています。
ズバリ、おすすめは2本針4本糸のロックミシンです。
ロックミシンは結構高い買い物になります。
「やっぱり、あっちにしておけばよかった!!」
と後悔しないよう、目的に応じたものを購入することをお勧めします。
ロックミシンでソーイングを目いっぱい楽しみたいなら、2本針4本糸がおすすめ。
この中からさらに機種を絞り込んでいきましょう
ロックミシンを選ぶときの3つのポイント
次にロックミシンを選び方について解説します。
ロックミシンを選ぶコツは、
1.縫い目の種類の多さ
2.使いやすさ・便利さ
3.価格
の3つの軸で考えると選びやすいです。
1.縫い目の種類多さについて
2本針4本糸なら、どのメーカーもそこまで差はない
まず、縫い目の種類についてです。
「縫い目の種類」とはそのまま、「そのロックミシンでできること」を示しています。
でも実は、2本針4本糸のロックミシンを選ぶ時点で、できる縫い目の種類はどのメーカーもそんなに変わりません。
また、種類が多くあっても、すべての種類の縫い目を頻繁に使うことはないでしょう。
よく使うのは先ほど説明した、
通常の端ロック
4本糸かがり縫い(Tシャツの脇縫いなど)
巻きロック
の3つほどだと思います。
巻きロックでさえ、よく使うかといえばやや微妙??です。
つまり、2本針4本糸のロックミシンを選んだ時点で、必要な縫い目の種類は十分にそろっているといえます。
「カバーステッチミシン」については考えなくてOK
例外として、ロックミシンの一種で「カバーステッチミシン」というものがあります。
どのようなミシンかというと、Tシャツの袖口や裾の始末専用のミシンです。
ちなみにですが、今回、
こちらのカバーステッチ機能は候補に入れないでOKです。
カバーステッチロックミシンは
その機能専用ロックミシン(カバーステッチしかできないロックミシン)
もしくは
複合機と呼ばれる、通常ロック始末とカバーステッチもできるロックミシン
のどちらかでしか、できません。
カバーステッチ専用ロックミシンでは通常の服のロック始末ができません。
また「複合機」はいいとこ取りで、一見便利そうですが、価格がめちゃくちゃ高いんです。
ちなみにこちら↓
30万円近く(!)しますから、候補に入れないで大丈夫です。
「いや、私は普通の服は作らない!Tシャツ(カットソー)だけガシガシ量産したいんだ!」
という方にはいいかもしれませんが、ご家庭で服作りを楽しむなら、「カバーステッチ」機能については考えなくて大丈夫です。
「カバーステッチ」はやや特殊な機能。
通常の服作りがしたいなら、とりあえず候補に入れないでOK!
2.使いやすさ・便利さについて
「自動空気糸通し機能」はあると便利
使いやすさは掃除のしやすさ、糸調子の取りやすさ、などいろいろありますが、どの機種もそこまで変わりません。
便利さが大きく変わるのは「自動空気糸通し機能」があるかないか、です。
結論から言うと「自動空気糸通し機能」はあったほうがいいです。
自動空気通し機能のあるなしは次の価格の高い安いにも関係してきます。
(自動空気糸通し機能については、後で詳しく解説します)
3.価格は高ければ高いほどいいの?
ロックミシンの価格帯は3万円台から10万円台まであります。
シンプルなものなら3万円台から買えますし、上で説明した「自動空気糸通し機能」があるものでは、10万円を超えるものまであります。
ここでいう価格は定価ではなく、「店頭価格」です。
通常、ミシンはメーカーが提示している定価より、ディスカウントされて販売されています。
(家電と同じですね)
個人的には6万~10万円くらいまでの価格帯で探すのがよいと思います。
店頭価格で10万を超えるものもありますが、性能にそこまで大きな違いはありません。
実は「2本針4本糸」のものを選べば、縫い目の種類や数はどの製品も大きな差はありません。
「空気糸通し機能」のあり・なしなど、「便利機能」が価格に影響を与えます
「自動空気糸通し」ってどんな機能?
ロックミシンは中の糸通しがやや複雑
では「空気糸通し機能」とはどのような機能をいうのでしょうか?
下の画像をご覧ください。
ロックミシンの内部の画像です。
複雑な構造になっていますね。
画像右手に赤青緑黄で色分けされた図がありますが、こちらの図の通りに糸を通していきます。
これが結構、面倒くさいんですよね。。
慣れれば、なんてことはないのですが、それでも糸の色を変更するときは、
「めんどくさいなぁ」
という思いになるのも事実です。
そんな面倒くささを解消してくれるのが「自動空気糸通し」機能です。
自動空気糸通しはめんどくさい糸通しをワンプッシュで
空気糸通し機能があれば、めんどくさいロックミシン内部の糸通しを自動で通してくれます。
この機能があるととても便利!
作業中のイライラが減りますし、糸がからまるストレスがなくなります。
また、「目がやや悪い方」にとってもよい機能です。
視力が悪い方は(老眼?私も!)、明るさがない夜は、細かい個所は見づらくて、ストレスですよね?
この空気糸通し機能があれば、作業中のイライラ、ストレスが減るのでおすすめです。
ロックミシンのおすすめメーカー・ブランド
ロックミシンはベビーロックかJUKIどちらかがおすすめ
ロックミシンといえばベビーロック
ベビーロックのほうは衣縫人や糸取物語等、独特のネーミングの商品が多いので、聞いたことがある方もいると思います。
日本のメーカーです。
「ロックミシンといえばベビーロック」というくらい大人気メーカーです。
「ロックミシンを買うなら、ベビーロックの中から買いたい!」
という指名買いされる方も多いですね。
ちなみにベビーロックの「自動空気糸通し機能」はエアスルーシステム(自動エア糸通し)という名称になっています。
世界的ミシンメーカーJUKI
JUKIは日本が誇る世界的ミシンメーカーです。
ロックミシンだけでなく、職業用ミシンなど商品ラインナップが幅広いです。
世界中で広く使われている、信頼のメーカーです。
JUKIの「自動糸通し機能」は「イージースレッダー」という名称です。
ベビーロックもJUKIも高性能で高品質。
長く使える、信頼の日本ブランドです
プロが厳選!おすすめロックミシンベスト5
それではロックミシンのおすすめベスト5を紹介していきます。
5位:JUKI オーバーロックミシン MO-50eN
コスパ重視!ロックミシンにそんなに高いお金だせないよ
という方
JUKI MO-50eNは価格を抑えた、買いやすいモデルです。
価格は抑えられているとはいえ、最低限必要な機能はしっかりそろっています。
コスパ重視モデルなので、空気糸通し機能はありません。
糸通しは自分でなんとかやるわ!というマメな方向けです。
JUKI | MO-50eN |
縫い目の数 | 6種類 |
空気糸通し機能 | なし |
どんな人向け? | コスパ重視の方 |
ヘルカのコメント | 糸通しは手でやるタイプ。マメな方向き商品です。 |
4位:ベビーロック エクシムロックES4D
ベビーロックのコスパモデル
なぜかアマゾンの商品名には「ジューキ」の記載がありますが、エクシムロックES4Dはベビーロックのロックミシンです。
ベビーロックは空気糸通し機能で有名ですが、こちらはコスパモデルのためついていません。
ベビーロック | エクシムロックES4D |
縫い目の数 | 8種類 |
空気糸通し機能 | なし |
どんな人向け? | コスパ重視の方 |
ヘルカのコメント | ベビーロックですが、糸通しは手でやるタイプです。 |
>ベビーロック「エクシムロックES4」Dの仕様、口コミをみてみる
3位:JUKI2本針4本糸 オーバーロックミシンMO-114DN
ヘルカも愛用中!充実の動画サポートもうれしい!
JUKI MO-114DNはヘルカも愛用中のロックミシンです。
こちらの製品は動画サポートが充実しているのも特徴です。
糸の通し方、糸調子の取り方等、JUKIのオフィシャルYOUTUBEにて動画で解説してくれているので、理解がしやすいです。
なんとその数、11本!
動画で詳細を確認できるのは初心者の方も安心できますし、ポイント高いですね↓
JUKI | 2本針4本糸 オーバーロックミシンMO-114DN |
縫い目の数 | 7種類 |
空気糸通し機能 | なし |
ヘルカのコメント | ヘルカも現在使用中。使い方のYoutube動画たくさん! |
2位:ベビーロック衣縫人4本ロックミシンBL501
愛用者多し!ベビーロックといえばこれ!
BL-501はベビーロックのベストセラーです。
愛用している、作家さんも多い製品です。
ベビーロックの強みである、空気糸通し機能ももちろんついています。
ベビーロックのロックミシンのなかでは比較的、買いやすい価格帯になります。
ロックミシン買うなら絶対ベビーロック!という方には、数ある中でこれがおすすめです。
ベビーロック | 衣縫人4本ロックミシンBL501 |
縫い目の数 | 11種類 |
空気糸通し機能 | あり |
ヘルカのコメント | ベビーロックの中ではこちらがバランスが良く、長く使えます。 |
1位:JUKI 4本糸ロックミシン「shululu」MO-1000M
JUKI初の「空気糸通し機能付き」ロックミシン
JUKI初の空気糸通し機能付きロックミシンです。
2位のベビーロックと迷いましたが、こちらを1位にしました。
価格もよいバランスです。
静音設計のため、夜中の作業でも音が気になりづらいのもおすすめポイントです。
自分が今のロックミシンが壊れて、次に買うなら、現時点ではこれを買いますね。
JUKI | 4本糸ロックミシン「shululu」MO-1000M |
縫い目の数 | 7種類 |
空気糸通し機能 | あり |
ヘルカのコメント | コスパと便利さのバランスgood!自分なら次はこれを買います |
>JUKI「shululu MO-1000M」の仕様、口コミをみてみる
おすすめロックミシンのまとめ
以上、紹介してきたロックミシンをまとめると以下の通りです。
メーカー | 製品型番 | |
1位 | JUKI | shululu MO-1000M |
2位 | ベビーロック | 衣縫人4本ロックミシンBL501 |
3位 | JUKI | 2本針4本糸 オーバーロックミシンMO-114DN |
4位 | ベビーロック | エクシムロックES4D |
5位 | JUKI | オーバーロックミシン MO-50eN |
1位と2位のJUKIのshululuか、ベビーロックの衣縫人を買っておけばはっきり言って間違いありません!
1位JUKIの「shururu」か2位ベビーロックの「衣縫人」を選べば間違いなし!
ロックミシンがあれば、もうプロと同じ環境
ロックミシンと職業用ミシンがあれば、プロと同じ環境で同じものが作れます。
minneやcreemaに出店している作家さんもこの組み合わせで実際に作品を作り、販売しています。
「それ本当に自分で作ったの!?すごい!」
「私にも作って!!」
と驚かれるでしょう。
そのくらい作品の完成度が上がります。
初心者から次のステップに進みたい方
実際に作品を販売してみたい方
将来作家さんデビューを目指す「作家のたまご」のみなさん
は、ぜひ参考にしてみてくださいね。