仕事が仕事ですので、たまにプライベートでも洋服の修理をお願いされます。
今回はワンピースが破けてしまったのでなんとかしてほしいとのご依頼。
よっしゃ、やったるで!ってことで引き受けました。
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状態を確認しよう
分かりやすいように裏に白い紙を当ててみました。
なるほど、タテに切れ目が入っています。 このワンピース、とても薄く繊細な綿素材で作られています。
着用すると空気をはらんでとても上品な雰囲気になります。 でも、その分強度が強くないのです。 長所は短所でもあるのですね。
直し方を考えよう
さてどうやって直そうか考えました。
薄く透ける素材なので後ろから生地を当てるわけにはいきません。
(後ろから生地を当てて直す方法(ジーンズ)はこちらの記事をどうぞ)
デザインを損なわないよう、修理あとが目立たないように上品に直したいものです。
そこで切れ目をつまむように、ミシンで縫うことにしました。 破けた部分を二つに折って、下の図のようにミシンで縫います。
直してみよう
このくらい薄手で繊細な生地だとミシンの針の太さは「9番」、糸は「90番手」がおすすめです。
理由は通常の「11番針」や「60番糸」で縫うと、「糸引き」という現象が起きてしまうからです。 針に生地の糸がかかり、引きつれて生地が傷んでしまいます。 これを防ぐためなるべく細い針&細い糸を使用しましょう。
ミシンの針と糸の太さってなに?って方はこちらの記事をご覧下さい。
さっそく、ミシンで縫いました↓
完了
完成しました。 修理箇所を表から見てみましょう。 このように一本線が入った状態になりました。
ウエスト部分にギャザーが入りふんわりボリュームがあるデザインなので、この線もシワに見えます。
デザインにうまくとけ込み、修理部分の線が目立ちません。 我ながらgood job!
修理したら喜んでもらえた!
修理したものを返却すると持ち主の方にとても喜んでもらえました。
一手間かけて人が喜んでくれると自分が嬉しいものですね。 やった甲斐があったってものですね!
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