チャコペンとはプロ視点で選び方とおすすめ品を紹介

チャコペン3種類

裁縫道具にはいろいろな種類があります。
道具の名前も普段は聞き慣れないものばかりですし、裁縫初めての方は「どんなものがあるのか?」また「どんなものを選べばいいのか?」悩むところだと思います。
失敗して買い直しとかしたくないものですよね〜。
このブログでは裁縫道具の種類と使い方をできるだけ分かりやすく、更に失敗しない選び方も書いてみたいと思います。
今回はチャコペンです。
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目次

チャコペンとは?

裁縫で布に印をつける時に使うペンを総称して「チャコペン」とよびます。
チャコという名前は英語の「チョーク」がなまったものだそうです。

何のために使うの?

ボタンの位置や縫い目線など布にしるしをつける時に使用します。
花柄などの柄物の生地に印をつけても目立つよう、チャコペンの色は黄色やピンクなど派手な色のものが多いです。

チャコペンにはどんな種類があるの?

現在、お店で売られているチャコペンタイプには以下のようなものがあります。

①鉛筆タイプ

鉛筆タイプのチャコペン


黒板に書くチョークを鉛筆にしたようなタイプです。
粉末を固めた芯なのでウール(羊毛)など印がつけづらい生地にもしっかり印をつけることができます。
キャップの先がブラシのようになっているので、サッサッとこすって線を消すことができます。

②水で消える(洗濯で消える)ペンタイプ

ペンタイプのものでパッケージには「水で消える!自然には消えません」と書いてあります。
実際に書いた印は水で洗うと(洗濯すると)きれいに落ちます。

水溶性のチャコペン

綿素材に線を書いてみました。

水溶性のチャコペンテスト

そして水道で実際にすすいでみました↓

水洗い後の水溶性のチャコペン

綺麗にインクが落ちました↑


水に反応するならアイロンの蒸気でも消えてしまうのでは?と不安でしたが、蒸気では消えませんでした。


通常の洗濯機で洗えば線は完全に消えそうです。

 ③水でも消えるし、時間とともにも消えるタイプ

自然に消えるチャコペン


パッケージには「自然に消える。水でも消える!」と書いてあります。
説明では1日〜10日くらいで消えると書いてありした。(1〜10日ってけっこうアバウトだ、、)

そこで実際に試してみました。綿素材に線と「ほんとに消えるの?」という文字書いてみました。

自然に消えるチャコペンテスト1

48時間後です↓

だいぶ薄くなりました。この様子だと3日後には完全に消えそうですね。

自然に消えるチャコペンテスト2

ただ自然に消えるのを待つとなかなか消えないので、洗濯で消すのがおすすめです。

チャコペンの選び方のコツってあるの?

作品に使う生地で使い分けるとgood!


一般的な薄手の綿(コットン)素材には、「水で消える!」タイプがおすすめです
綿素材ならこのペンでしっかり印が書けますし、通常、綿素材の服はご家庭で洗濯機で洗うものが多いと思います。
=線は消えて残らない!ということですね


またウールなどはペンタイプでは印がつけづらいです。その際は鉛筆タイプのチャコペンがよいと思います。

以上、おすすめのチャコペンについての解説でした。

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この記事を書いた人

服の型紙を設計するパタンナーという仕事をしています。
難しい言葉やテクニックが多い服作りを、できるだけわかりやすく解説していきます。
手芸を通して、「創造する人」を増やしていくのが目標です。

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