この記事は
「袖丈の正確な位置を知りたい」
「袖丈と裄丈(ゆきたけ)の違いを知りたい」
という方に役に立つ記事になっています。
パタンナーとして長年服作りに携わってきた、私の視点でわかりやすく解説していきます。
袖丈とは?
「そでたけ」と読みます。
服の腕部分のタテの長さ、具体的には服の袖山から袖口までの長さをいいます。
袖丈の測り方
袖山の一番高いところ〜袖口までの長さを直線で測ります。
先程の服で見てみましょう。
服の型紙で見ると、以下の通りです。
袖の一番高いところから袖口までを直線の距離になります。
袖丈の扱う上での注意ポイント
ネットで服を買うときは注意が必要!
ネットで服を購入する際に、商品に掲載されている袖丈の寸法を参考にされる方も多いと思います。
「袖丈58cmだから、自分の腕のこのへんまでかな」
ちょっとまってください。
着用時の袖丈、自分の腕のどのへんに、袖口がくるか?は実は「記載されている袖丈の寸法」だけでは、分かりません。
自分の腕のどのあたりに、服の袖口がくるか?」は服の肩幅を含めた「裄丈(ゆきたけ)」で判断します。
参考記事>服の裄丈(ゆきたけ)とは?位置と測り方を詳しく解説
ネットで服を購入する際は、袖丈だけでなく、裄丈で服のサイズを判断しましょう。
袖丈の疑問点 Q&A
Q:半袖の袖丈はどう考えればいいの?
半袖でも考え方は同じです。
袖の一番高いところから袖口までを直線で測ります。
Q:肩のポイントがわからないんだけど
コートなどで使われるラグランスリーブには「袖丈」の概念はありません。
ラグランスリーブとは、このように袖と肩の部分がつながったデザインのものをいいます。
裄丈のみ記載されているはずです。
ラグランスリーブのものは袖丈を示す箇所はないので、裄丈で判断しましょう。
きょうのまとめ
- 服の腕の部分のタテの長さを「袖丈」袖丈という
- 袖丈の測り方は袖山から袖口を直線で測る
- ネットで服を買うときは、袖丈だけでなく、裄丈にも注意して購入しよう