針から糸が抜けないように糸のかたまりをつくることを「玉結び」
縫い終わりに、生地から糸がぬけないようにすることを「玉止め」
といいます。
どちらも手縫いに必須の基本テクニックになります。
お裁縫の基本!「玉結び」と「玉止め」とは?
玉結びは「たまむすび」、玉止めは「たまどめ」と読みます。
どちらも手縫いの際に糸を玉にして生地から抜けないようにするテクニックです。
スタートは玉結び、ゴールは玉止め
玉結びはスタート地点で使用します。
糸の結び玉が布の織り目にひっかかり糸が抜けなければ成功です。
玉止めはゴール地点で使用します。
こちらも玉が布の織り目にひっかかり、糸が抜けなければ成功です。
玉止めも玉結びも糸で玉を作るテクニックですが、やり方がそれぞれ異なります。
以下、動画で解説します。
動画で解説!玉結びと玉止めのコツ
「玉結び」のコツは指のすり合わせ
玉結びは親指と人差し指をすり合わせて糸をより合わせてください。
その後中指のつめと親指で挟んで「より」を引っ張ります。
指をこすり合わせる距離が長ければ長いほど、「より」が太くなり、結果作られる玉も大きくなります。
あまりに大きな玉ですと、見た目もやや不格好になります。
布の織り目から糸が抜けないくらいを目安にするといいでしょう。
「玉止め」のコツは糸を針に「ややきつめ」に巻くこと
玉止めは針に糸を巻き付けた後、中指のつめと親指で挟んで、針と糸を引っ張ります。
玉止めのコツは、糸を針に巻く際に、「ややきつめ」に巻くことです。
きつめに糸を巻くことにより、玉ができた後に糸のあまり分がなく、しっかりと布を止めることができます。
「玉結び」と「玉止め」のまとめ
- 手縫いで糸の玉をつくることを「玉結び」「玉止め」という。
- スタート地点は玉結び、ゴール地点は玉止め。
- 玉結びのコツは指をこすりあわせる箇所(やりすぎないように)
- 玉止めのコツは針に糸をきつめに巻き付けること
玉結びも玉止めも手芸を続ける限り、ずっと使う基本テクニックになります。
ぜひ覚えておいてください。