パイピングとは?大切な2つの役割を解説


パイピングとはバイアステープで裁ち端を包んで縫うことを言います。
「裁ち端のほつれ防止」と「デザイン」の2つの役割があります。

パイピングとは?大切な2つの役割を解説
目次

手芸や裁縫でよくいうパイピングってどういう意味??

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布の端をテープ上の布でくるむことをパイピングといいます。
パイピングテープと呼ぶこともあります。

パイピングの2つの役割

その1:布端がほつれないようにする役割

皆さんがお持ちの服の裏側を見てみてください。

ほつれ防止のためのパイピング

こんなふうにテープ状の布で縫い代をくるんでありませんか?このようにパイピングで縫い代をくるむことで、布端がほつれないようにできます。布端がほつれないようにするためという意味ではロックミシンと同様の役割です。

その2:デザインとしての役割

別の生地で袖口を縁取りしてデザイン(飾り)として使用することもあります。その1と違って服の外側で使われることが特徴です。

デザインとしてのパイピング

私がもっているブルゾンの袖口です。

青色のパイピングテープではなく、あえて赤色をつかうことでアクセントになっています。このデザインとしてのパイピングは別の生地、別の色、別の柄をつかうことでおしゃれになります。


この場合はその1の「縫い代の処理」に加えて「デザイン」としての機能も果たしています。

パイピングの役割には

縫い代処理のため

デザインのため

2つあると覚えておいてください。

パイピングの役割

「パイピングテープ」の名前はちがう二種類のものを指すこともある

上で解説した縫い代を包み込むことをパイピングとよび、包み込むテープをパイピングテープ、バイアステープと呼ぶと書きました。


実は、パイピングテープと呼ばれているものには2種類あるのです。
一つ目は上に書いたような布端を包み込むテープです。これはバイアステープと呼ばれることも多いです。(バイアスについては次回解説します)


別名コードパイピングとよばれ、バッグなどにもよく使われます。縫い目に挟んで飾りとして使われます。

パイピングの種類

違う二種類のものに同じ名前を使うって混乱しますよね、、。
お店に人などに伝えるときは「縫い代端にパイピングをしたいのでバイアステープをください」といえば伝わります。

バイアステープってどこで買えるの?

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上に書いたような既成のテープも手芸店でもうられています。

種類は少ないですが100円ショップでも売られています。こちらは私が近所の100円ショップで購入しました。


購入の際はバイアステープの幅に注意してください。このテープには20mm幅と書かれていますが、実際は半分に折って使用するので10mm幅になります。



今日のまとめ

  • 布端をテープ状の布でくるむことをパイピングという。
  • パイピングの役割は服などの縫い代のくるむことで、ほつれ防止(ロックミシンと同じ役割)や色や柄をかえることでデザインとしての役割がある。
  • パイピングをするテープをバイアステープ、パイピングテープという。
  • パイピングテープという呼び名は別のものにも使われ、端にコードが挟み込まれたタイプにも使われる。

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