ステッチとは

ステッチとは服の外側に出ている縫い目の相称をいいます。

ステッチとは
目次

ステッチのかけ方

ステッチをかけるには縫い代を片側に倒してミシンをかけます。

ステッチの入れ方図解

ステッチの幅について

ステッチは「5mm幅ステッチ」といった言い方で使われます。

ステッチ幅の図解

5mm幅ステッチとは縫い目線から5mmの距離の箇所にステッチを入れるということです。

ステッチの意味と役割

1.縫い代が安定させるためのステッチ

ステッチを入れることで、縫い代が縫いとめられますので、安定します。
縫い目でおさえられるので、縫い代が起きてこないということですね。

「縫い代をおさえて、安定させる」といのがステッチの役割の1つ目です。

2.縫い目が丈夫にするためのステッチ

ステッチの次の役割として「縫い目を丈夫にする」というものがあります。

下画像をごらんください。

補強としてのステッチ図解

左図がステッチなし、右図がステッチありです。

矢印は力のかかる方向です。
しゃがんだり、腕を動かしたりすると、服の縫い目には負荷がかかります。

左図のステッチなしは縫い目一箇所にダイレクトに力が加わります。

それに対して右図は縫い目とステッチの二箇所にかかる力を分散できます。

力を分散できる分、ステッチを入れたほうが縫い目が丈夫になります。

ステッチの役割として「服を丈夫にするため」というのがあると覚えておいてください。

3.デザインとしてのステッチ

3つ目はデザインとしてのステッチです。

ステッチが入ると、服はカジュアルな印象になります。

ステッチとデザインの関係図

左図はステッチなし、右図はステッチありです。

スーツなどのフォーマルウェアやドレス系のワンピースをお持ちの方はぜひ縫い目を見てみてください。

あまりステッチがはいっていませんよね?

ステッチが少ないほど、服はすっきりした印象になり、よりフォーマルな印象になります。

逆にステッチが入るほど、服はカジュアルな印象になります。

このようにステッチにはデザインとして服の印象を左右する役割も持っています。

ステッチはデザインとしても大きな意味がありますので、すでに服を作られている方は作品作りの参考にしてみてください。

ステッチの種類

よく使われるのが「コバステッチ」とよばれる細いステッチです。

コバステッチ画像

コバステッチは折端から1~2mm幅のステッチの事をいいます。

さきほど、折り端から5mmの距離にあるステッチを「5mm幅ステッチ」と呼ぶと説明しました。

しかし1mmのステッチは「1mm幅ステッチ」とはいわずに、「コバステッチ」と呼びます。

コバステッチ図解

距離はやや曖昧で、1mm~2mmくらいのステッチはすべてコバステッチと呼びます。

この他に裏コバステッチ・内コバステッチと呼ばれるものもあります。
こちらの記事で詳しく解説しています。
>関連記事:裏コバステッチの縫い方を覚えよう

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