「ぬいしろ」と読みます。
布と布をミシンで縫い合わせる際の、余白部分のことを言います。

縫い代の幅を縫い代幅(ぬいしろはば)といいます。
縫い代幅は1㎝、0.7㎝など、縫う個所によって異なることが多いです。
縫い代はなんのためにあるの?
パーツ同士を縫い合わせるのに必要
基本的に服は二枚の布をミシンで縫い合わせて作成していきます。
その際に、縫い合わされる部分が縫い代です。
縫い合わされた箇所はそのまま服の内側に出ます。
よく紙の工作で記載されているのりしろをイメージしてもらえばわかりやすいと思います。
のりしろも「のり」で貼り合わせる箇所をいいますよね?
「縫い代」はパーツ同士を縫い合わせるのに必要なもの、とおぼえておいてください。
縫い代は何センチ取るのが基本?
基本は1センチ。ただし、縫い代の始末の仕方によって異なる
縫い代は1センチが一般的です。
ただし、袖口や裾など、始末が必要な場合は、さらに増えることもあります。
また厚手の記事を縫う場合、縫い代の落ち着きをよくするため、1.5センチなどにすることもあります。
縫い代つき型紙と、縫い代なし型紙について
服の型紙には縫い代つき(縫い代込み)のものと縫い代なしのものがある
服の型紙には
縫い代つき(縫い代込み)のもの
と
縫い代なしのもの
の二種類があります。
このように端から内側にもう一本線がある型紙はわかりやすいですね↓

内側が実際にミシンで縫う線で、外側の幅が縫い代になります。
ただ、市販の洋裁本の付録型紙には縫い代がついていないものもの、あります。

そのようなものは自分で縫い代をつける必要があります。
縫い代のつけ方
専用の定規があると縫い代付けが楽にできる
縫い代は指定の寸法に平行に縫い代を付けていきます。
このような専用の定規があると、縫い代つけ作業がはかどります。
1cm,1.5cmなどメモリがついているので、縫い代付けが楽です。
具体的な縫い代の付け方についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
失敗せずに縫い代ぴったりに縫うには?
縫い代ガイド、ステッチ定規があると便利
縫い代同士を合わせてぴったりミシンで縫うにはステッチ定規があると便利です。
こちらか職業用ミシンのステッチガイドです↓
「職業用ミシンって何?」という方にはこちらの記事で詳しく解説しています。
参考記事>職業用ミシンとは?家庭用ミシンの違いとおすすめ品を紹介
家庭用ミシンを使用している方にはこちらがおすすめです↓
ステッチ定規についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
今日のまとめ
- ミシンで縫い合わされて、服の内側にくる部分を「縫い代」という
- 市販の型紙には縫い代あり(縫い代込み)のものと、縫い代なしのものがある
- 縫い代なしのものは、縫い代を自分でつけなくてはならない
- 縫い代を幅ぴったり縫うにはガイド定規があると便利
