オリジナルエプロンの作り方!型紙も無料公開!

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「サイズがピッタリのエプロンを作ってほしい!」
プライベートで友人からそんな依頼を受けました。
エプロンってだいたい一つのサイズしかないし、そもそもサイズ感とかってあるのかな?
と思って、いろいろ聞いてみました。
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目次

「ウチのエプロン、もっとこうだったらいいのに」

現状のエプロンの不満を聞くと、、
例えば首のヒモが中途半端な長さで肩が凝る。
前部分の面積が少ないために、揚げ物をすると油シミが服にできる。
前で縛ると腰のヒモが長くてあまる。
などなど、、。
なるほど、いろいろあるんですね〜。

どんなデザインがいいの?

「こんなイメージでつくってほしい」というデザイン画をいただきました。
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まずは絵でイメージを伝えてもらいます。
なるほど、デザイン画かは「シンプルですっきりしたデザインにしてほしい!」というメッセージが伝わってきますね。

生地は?

ご依頼主と生地屋さんに買い出しに行き、こちらを購入しました。
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綿と麻の混紡(混ざった)生地です。色はチャコールで落ち着いていてシックです。
少し厚手です。
一度水につけて天日干しました。(一度水につけて干すことで生地の目がつまり、その後の洗濯による縮みを防ぐことができます。)
麻特有のシワ感が出ていい雰囲気です。
112cm幅を90cm買いました。

仮縫い(かりぬい)をしよう

仮縫いとはデザインやサイズバランスを確認するため、本番の生地で作る前に仮の生地(この生地をシーチングといいます)で
作ることをいいます。
トルソーに着せつけ、イメージを確認していきます。

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画像向かって左側の黒いカーブのラインは細いテープを貼っています。
「このくらいの形状のカーブでいい?」と確認するための道具です。
「もう少し、前の面積が広い方がいい」という意向をふまえ、布を端側にたして再度確認し、デザイナー(服を作って欲しい人)と
イメージを共有していきます。

布の形状を型紙へ

布から紙へ、紙から布へを繰り返し、型紙の形状を決定していきます。
途中、自室で作業をしているので途中はこんな感じでけっこう散らかります、、。
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型紙完成!生地をカットしよう

型紙が完成したら、生地の上に固定して、生地をカットしていきます。

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どんどん縫っていきます

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完成しました!

いかがでしょう?

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時間はデザイン画を見て、型紙作成→仮縫い→型紙修正→本縫いで約3時間くらいかかりました。

ひとアレンジ加えてみた!

ポケットの片側のステッチだけ糸の色を変えてほしいという要望があったため、赤い糸を使用しました。
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アクセントになってかわいいですよね?

以上、簡単に制作過程の説明をさせていただきました。
今回、夢中で作っていてあまり途中の写真撮らなかった、、。スミマセン!

今回作ったエプロンのサイズ規格です。
もしチャレンジしたいかたはご参考までにどうぞ!

エプロン

こちらからプリントアウトもできます。
こういうデザインアレンジってできるの?なんて質問もお受けしますよ!
お問い合わせはこちらからお願いします。

2015/07/11追記
エプロンのヒモ部分はどうやってつけたの?という質問をいただきました。
下画像のように端を織り込んでバツステッチでとめつけました。
エプロンステッチ

2015/09/14追記
胸部分の裏側はどうなっているの?という質問をいただきました。
下画像のようにロックミシンをかけて、1cm幅に折り、0.7cmステッチで押さえました。
また袖ぐりも同様にロックミシンをかけて、1cm幅に折り、0.7cmステッチで押さえました。
カーブをうまくつくるコツは縫い代を少しづつ折り、少しづつアイロンをかけていくことです。
エプロン周囲の処理

 

たくさんの方に興味をもっていただき、とても嬉しいです。
もっと丁寧に作る過程の写真をとっておけばよかったなと反省しております、、。
また今度改めて、「エプロンの作り方(完全版)」を動画付きでupできたらと思っております。

2017/01/29追記
こちら記事の更新番「エプロンの無料型紙と作り方 完全版」を
追加しました!こちらです↓
エプロンの無料型紙と作り方
無料で実寸大の型紙をダウンロードできます。作り方の詳細も追加しました。ぜひご活用下さい!

 

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この記事を書いた人

服の型紙を設計するパタンナーという仕事をしています。
難しい言葉やテクニックが多い服作りを、できるだけわかりやすく解説していきます。
手芸を通して、「創造する人」を増やしていくのが目標です。

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