ミシン糸の太さと種類の選び方(その3)

ミシン糸種類.010

今回はミシン糸の種類について書いてみたいと思います。
前回前々回とミシンの糸と針について書いています。
基本的なことですが、とても大切なことですので、もうちょっとだけこのテーマで続けますね。
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目次

どんなミシン糸を選べばいいの??

糸は基本的に、みなさんが縫いたい生地に合わせて選びます。
大きく分けて、手で引っ張ってみて「伸びない生地」「伸びる生地」で考えていきます。

「伸びない生地」

いわゆる普通の生地です。布帛(ふはく)ともいいます。タテ糸とヨコ糸で織られた生地です。このような生地を縫うときはシャッペスパン糸という糸を選んで下さい。
このような陳列棚で見つかります↓

IMG_1431

伸びる生地

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ニット生地(Tシャツのような生地)やストレッチ生地(履くとちょっと伸びて楽なスキニーデニムのような生地)など手で引っ張ってみると少し伸びるものを指します。
このような生地を縫うときはレジロン糸という糸を選んで下さい。
このような陳列棚で見つかります↓

どうして「伸びない生地」にはシャッペスパン、「伸びる生地」にはレジロン糸がいいの?

シャッペスパン糸は糸調子が取りやすく、とても扱いやすい糸です。
縫い目がきれいに上がりますし、基本的に布帛(ふはく。たて糸とヨコ糸で織られた一般的な布をいいます)なら生地を選ばずどんなものにも使えてるので万能です。

レジロン糸は糸自体に伸縮性があり、手で引っ張るとビョンビョンと伸びます。
この伸度が生地の伸度に追従してくれます。縫い目が伸びるので、服の完成後も生地の特性をそこなうことなく着用することができます。

ミシン糸っていくらするの?

¥240〜¥300くらいで買えると思います。

今日のまとめ

普通の生地を縫うならミシン糸はシャッペスパン糸を買いましょう!
伸びる生地には伸度がある(ビョンビョンする)レジロン糸を使いましょう!

糸の番手に関しては前々回の投稿を参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

服の型紙を設計するパタンナーという仕事をしています。
難しい言葉やテクニックが多い服作りを、できるだけわかりやすく解説していきます。
手芸を通して、「創造する人」を増やしていくのが目標です。

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