スリットとは「服の裾に細長く切る、縦に細長く入れられた割れ目」のことをいいます。
スリットの役割
スリットの役割は「服のつっぱり」を解消することです。
スリットがあることでその部分が開き、力を逃してくれます。
わかりやすい例としてはタイトスカートが挙げられます。
タイトスカートは文字通りタイト(細め)です。
そのため、足が動かしづらく、歩きづらいですよね?
そこにスリットがあることで、足が動かしやすくなります。
スリットは、「服をつっぱらせず、体を動きやすくするもの」と覚えておいてください。
スリットにはデザインとしての役割も
スリットは体(特に足)を動かしやすくするためのものと説明しました。
実はその他にも装飾的な意味をもつことがあります。
デザインとしてのスリットですね。
デザインとしては「必要以上に長いスリット」などがあります。
あえて深くスリットいれることで、肌を見せたりと機能以外の意味が生まれます。
スリットには、体を動かしやすくする目的の他に、デザインとしての役割もある、と覚えておいてください。
スリットの縫い方
縫い目の「返し縫い」に注意
次にスリットの縫い方について見ていきましょう。
やり方としては「ミシンで縫い止めて、縫い代を割る」のですが、
縫い止まりはしっかり「返し縫い」することが大切です。
着用時、スリットには力が加わります。
縫い止まりの返し縫いがゆるいと、その部分からほつれてきてしまいます。
縫い止まりはしっかり返し縫いしましょう。
ちなみにスリットの裏側はこんな感じです。
基本的にはスリットは縫い代を割って作ります。
縫い代端はロックミシンで処理したり、裏地にぬいつけたりします。
こちらは表側です↓
以上スリットについて解説でした。
今日のまとめ
服の下端についている、細い割れ目をスリットという
スリットには体を動きやすくする役割と、デザインとしての役割の2つがある。
スリットをミシンで縫って作る際は、返し縫いをしっかりしよう