この記事は
「服作りをしたいけど、何からスタートすればいいのかわからない人」
に向けて書いています。
服作りに必要な道具、材料、手順を詳しくまとめました。
これから手芸や服作りをしてみたい方は是非参考にしてみてください。
服を作るのに必要なものは大きく分けて3つある
まずは服を作るために「必要なもの」について見ていきましょう。
服を作るには大きく分けて
- 道具
- 型紙
- 資材
の3つのものが必要になります。
順に説明します。
服作りに必要な道具
服を作るために必要な道具です。
この道具も
- 裁縫道具
- ミシン(ロックミシン)
- アイロン
の3つに分類することができます。
裁縫道具
裁ちばさみや布を仮止めするまち針など、裁縫をする上で、必要な基本的な道具になります。
「裁縫ボックス」に入っている道具というとイメージがつきやすいかもしれません。
作業効率と作品の完成度が上がる裁縫道具についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
まずは100円ショップで揃えるのもあり!
裁縫道具はたくさんあり、便利なものが多いですが、初心者の方が、いきなりすべてを揃えるのは、ハードルが高いと思います。
その場合は100円ショップで最低限の裁縫道具を揃えてスタートするのもおすすめです。
>関連記事 すべて100円ショップ!ここまでそろった裁縫道具
最初は
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- まち針&針山
- 縫い針
くらいを揃えて始めるとよいでしょう。
まずはここからスタートして、必要に応じで少しづつ買い足していってみてください。
ミシン
布を縫い合わせるために使用します。
ミシンは大きく分けて、
家庭用ミシンと職業用ミシンの2種類があります。
「手芸はじめて!」の方はこちらの家庭用ミシンをおすすめします。
おすすめの家庭用ミシンは以下の記事で詳しくまとめています。
>【プロが厳選】ミシンおすすめ5選|初心者~中級者向け家庭用ミシンを紹介
また、裁ち端を処理するミシンとしてロックミシンというものがあります。
ロックミシンの役割は裁ち端のほつれを防止することです。
ロックミシンについてはこちらの記事で詳しくまとめています。
>参考記事:ロックミシンのおすすめと選び方
ロックミシンを持っていない方は、家庭用ミシンの「ジグザグ縫い」機能で代用してください。
アイロン
以外に思われる方もいるかもしれませんが、服作りではアイロンを使用します。
縫い代を折ったり、芯を貼ったりするのに使用します。
家で服を作る場合は家電量販店で販売されいる、通常のアイロンを選べば大丈夫です。
個人的には「小さめのアイロン」が使いやすくておすすめです。
おすすめのアイロンはこちらの記事で詳しく解説しています↓
またアイロン台(アイロンの下に置く台)も必要になります。
おすすめのアイロン台はこちらの記事で紹介しています↓
道具の説明は以上になります。
ゼロから手芸、服作りに取り組む方は
- 100円ショップの裁縫道具
- 家庭用ミシン
- 家にすでにあるアイロン
でまずはスタートしてみてください。
次は服作りに必要な「型紙」について説明します。
型紙
「かたがみ」と読みます。また「パターン」ともよばれます。
服のパーツ形状をした紙で、布の上に仮止めして、形に沿って裁断するのに使用します。
型紙はどこで手に入るの?
型紙は本やインターネットまたは手芸店で手に入ります。
一般的には手芸の本についているものを目にすることが多いのではないでしょうか?
本の最終ページについているこのような線がたくさん書かれた大きな紙が型紙です。
この紙はそのままは使用しません。
この紙に描かれている線を別の紙に写し取って使用します。
写し取るには「ハトロン紙」を使用します。
ハトロン紙は透けるので、本についている型紙の線を写し取ることができます。
大きな紙なので余裕をもって型紙を写すことができます。
ハトロン紙の使い方、型紙の写し方は以下の記事で詳しく解説しています↓
型紙はネットでも購入できます。
当サイト、ヘルカハンドメイドでは、100種類以上の型紙を無料でダウンロード印刷できます↓
ぜひ活用してみてください。
また、手芸屋さんに売っている型紙もあります。
小さなビニールに入れられて売っているので探してみてください。
資材
資材(しざい)とは服を作るために「必要な材料」をいいます。
生地だけでなく、ボタンやファスナーなど、服を作るために必要なものをまとめて資材といいます。
生地
服を縫うための、素材、生地です。
生地は街の生地屋さんや、ネットでも購入することができます。
お店の値札には生地1m(メートル)あたりの価格が記載されており、 10cm 単位で売ってくれます。
(1mで900円の生地なら10cmで90円)
作りたい服によって、使用する生地の量も異なります。
作りたいものに対して、必要な量を買う、ということになります。
服作りに必要な生地の量は、以下の記事が参考になります↓
>参考記事:用尺とは?服作りに必要な生地の量を計算してみよう!
接着芯
「せっちゃくしん」と読みます。
パーツにアイロンの熱で接着して使用します。
衿や見返しなどしっかりさせたい部分に使用します。
接着芯についてはこちらの記事が参考になります。
ボタンやファスナーなど
その他作りたい服によって、必要な資材が違ってきます。
ブラウスが作りたいならボタンが必要ですし、きんちゃくがつくりたいなら、ひもが必要になります。
自分が作りたいものに合わせて資材を集めていきます。
以上で、服作りに必要なものの説明は終了です。
次は、服を作る準備に移ります。
服を作る前の準備
道具を揃えたら、次は「準備工程」です。
布を型紙通りにカットする
- 生地をカットする
- 芯を貼る(必要ならば)
の3つの工程があります。
生地をカットする
型紙に沿って生地を裁断します。
芯を貼る
必要なパーツには接着芯を貼ります。
服を縫う
いよいよ服をミシンで縫っていきます。
この工程は
ミシンで縫う
アイロンを掛ける
ロックミシンをかける
といった作業を行ったり来たりします。
ミシンで縫ったあとは、アイロンで縫い代を倒すか、割ります。
ロックミシンは裁ち端のほつれ帽子のためにかけます。
ロックミシンを持っていない方は家庭用ミシンのジグザグ縫いで代用してください。
まったくの初心者だったら何から作ればいいの?
手芸初めての方は、簡単に作れるものを作って、なるべく早く「できた!」の喜びを体感することが大切です。
いくつか簡単に作れるものをヘルカハンドメイドの型紙からピックアップして紹介します。
ポケットティッシュカバー
ぬくぬくスヌード・ネックウォーマー
どちらも直線に縫うだけで完成します。まずはここから試してみてください。
きょうのまとめ
- 服作りには「道具」と「型紙」と「資材」が必要。
- 基本的には「道具、型紙、資材を集める」→「縫うための準備をする」→「縫う」の手順で作っていく
- 道具は必要なものから集めていこう。簡単なものを作って流れを身に着けよう