オックス生地の特徴とソーイングのコツ

今日は定番生地の「オックス生地」について解説します。
特徴から服作りのコツまで詳しく解説します。

目次

オックス生地とは?

オックス生地の表面

オックス生地は斜子織りした生地のことをいいます。
正式名称は「オックスフォード」で、オックスフォード大学が由来です。

「オックスフォードシャツ」や「オックスフォードブラウス」の名称でよく、商品がありますね。

オックス生地の特徴

さらりとした肌触り

オックス生地は肌触りがよく、吸水性も高いです。また通気性がよいことも特徴です。

季節を問わず、通年着用できることも特徴です。

使える作品バリエーションが広い

オックス生地は使用されるアイテムのバリエーションも広く、定番のシャツ・ブラウスから、ワンピース、更には巾着などの小物まで、幅広く使えることが特徴です。

お手入れが楽

オックス生地は家庭用洗濯機で洗えます。また生地がやや厚く、しっかりしており、丈夫です。繰り返しの洗濯にも耐えられることも特徴です。

オックス生地の種類

オックス生地の特徴

定番は綿100%

オックス生地の定番は綿100%のものです。

みなさんがイメージされているものは、これに当たります。

オックスフォードブラウス、オックスフォードシャツなど、アイテム名に素材が入っているものは、ほぼこれに当たります。

オックス生地で作品を作るときのコツ

ミシン針は11番、糸は60番でOK

オックス生地で作品を作る場合は

ミシン針は11番手
糸は60番手
のものがおすすめです。

非常に縫いやすい素材なので、家庭用ミシンでも問題なくミシンをすすめることができます。

水通しをしよう

オックス生地は綿100%です。

したがって初回の洗濯で1%~縮むことが予想されます。

作品のサイズを小さくしたくない方は生地の段階で、
水通し→天日干し
をすることをおすすめします。

こうすることで、洗濯による作品の縮みを予防することができます。

生地の「カジュアル感」をうまくいかそう

オックス生地のやや厚みがあり、しっかりした風合いが特徴。

また綿100%で洗濯後はナチュラルなシワが入りやすいのも特徴です。

生地のもともとの風合いを活かすなら、ややカジュアルなデザインのアイテムに素材を使うとよいでしょう。

オックス生地で作品を作るメリット

オックス生地のバリエーション

オックス生地で服や小物といった作品を作る際のメリットについて解説します。

 初心者でも扱いやすい

オックス生地は初心者でも、扱いやすいことが第一のメリットです。

具体的には、

ミシンで縫いやすい、

ミシンが進めやすい

アイロンでしっかり折り目がつく

アイロンで縫い代が割りやすい

などです。

手芸初心者の方でも取り組みやすい素材といえます。

比較的価格が安い

オックス生地は価格が比較的安いこともメリットの一つです。
1mで600円~で購入できます。
仮に失敗しても、そこまで「痛くない価格」なので、安心して作品に使える素材です。

また定番生地なので、多くの手芸屋さんで、手に入れることもできます。

種類や色が豊富

オックス生地のカラーバリエーション

「オックス生地のブラウス」というと、

定番の白やサックス(水色)

をイメージされる方も多いと思いますが、実はオックス生地は色のバリエーションが豊富です。

ビビットなカラーはないのですが、淡いカラーで色展開されているものがほとんどです。

自分好みの色を見つけて、作品に使用するのもオックス生地を選ぶ楽しさです。

オックス生地で作品を作るデメリット

縫い代の重なりに注意

オックス生地の特徴として、やや厚みがあります。

この厚みが重なると、部分によっては固くなり、ミシンの進みが悪くなることがあります。
例えば、このような三つ折りと三つ折りが重なった箇所などは、厚みが出ます↓

オックス生地の縫い代の厚み

また「ギャザー」などを寄せると、生地がたまり、厚みがでる原因になります。

ミシンが止まってしまうほどの厚みではないのですが、縫い代が重なると厚み、固さが出ることがデメリットのひとつです。

子供服を作るときに使う場合は慎重に

オックス生地の特徴として、やや厚みがあると書きました。
そして、洗濯すると生地が固くなり、ややゴワゴワします。

もしオックス生地で子供服をつくるつもりなら注意が必要です。
オックス生地でタイトめの服をつくってしまうと、とても動きづらくなります。

子供は活発に動きますから、服でその妨げはしたくないですよね。

もしオックス生地を子供服に取り入れるなら、ゆとりがあるデザインのものを作りましょう。

個人的には0~3歳くらいまでは、オックスのようにしっかりした生地ではなく、薄めで軽い生地、または、伸びる生地で作ることをおすすめします。

もしオックス生地で子供服を作るなら4歳以上がよいと思います。

このくらいの年齢になれば、市販の子供服でも「オックスフォードブラウス・シャツ」がでてきます。

オックス生地で作るのにおすすめの服・小物

ブラウス

オックス生地といえばやはり、シャツ・ブラウスとの相性が抜群です。
ブラウスは縫う工程が多いですが、オックス生地なら比較的、縫いやすいです。

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マリンキャップ

服以外mのアイテムにも広くマッチするのがオックス素材のよさです。
オックス生地の厚みを活かして、帽子をつくるのもおすすめです。


特にマリンキャップは、シーズン問わずに着用できるのでおすすめです。

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エプロン

オックス生地でエプロンを作るのもおすすめです。

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オックス生地はシーツなどに使われるなど、吸水性が高いのが特徴です。
洗い物をした後で、さっと手を拭くのにも適しています。
また丈夫なので、繰り返しの洗濯にも耐えられます。

初めてブラウスをつくるなら、オックス生地とオックス生地どっちがおすすめ??

オックス生地のシャツ

初心者ならブロードがおすすめ

オックス生地もブロード生地もブラウスに使われる定番素材ですが、もし初めてブラウスを作るなら、ブロード生地で作ることをおすすめします。

理由は、ブロードのほうが薄くて、オックス生地よりも縫いやすいからです。

生地が薄いため、ギャザーを使ったデザインに使用するのにも適しています。

「ブラウスを初めて作りたい!」という方はブロード生地で作成することをおすすめします。

今日のまとめ

  • オックス生地は定番生地。縫いやすく、幅広いアイテムに使える。初心者さんにもおすすめ
  • しっかりしていて、厚みがあるので、縫い代の重なりや、子供服を作るときには注意が必要。

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