タフタとは?生地の特徴と作品作りのコツを詳しく解説
2022/01/31

今日は定番生地「タフタ」について解説していきます。
生地の特徴や作品作りの際、注意することも詳しく解説していきます。
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もくじ
タフタとは?
極細の「よこうね」 がある、薄手の平の布です。

絹(シルク)のタフタもありますが、こちらはウェディングドレスなど、フォーマルウェアに使用されます。
一般的な服では、ナイロンタフタやポリエステルタフタなどの化合機のタフタよく使われています。

ポリエステルタフタやナイロンタフタはスポーツアイテムで使用される定番生地です。
同じタフタでも絹と化合繊とでまったく用途が異なるので、ご注意ください。
タフタの特徴
(注) ここでは通常の服によく使われ、一般の生地屋さんでも手に入れやすい、ナイロンタフタ、ポリエステルタフタについての特徴について言及しています。
光沢、つやがある
発色がよく、 表面につや感があります。
光沢があるのも特徴です。
シャリシャリ感がある
生地をすり合わせると、シャリシャリした感じがあるのが、タフタの特徴です。
軽い
ポリエステルタフタは軽さも特徴です。
その機能性を活かし、スポーツアイテムやアウトドアアイテムにも使用されます。
タフタ素材で作品を作るメリット
(注)ここでは通常の服によく使われ、一般の生地屋さんでも手に入れやすい、ナイロンタフタ、ポリエステルタフタについての特徴について言及しています。
価格が安い
ポリエステルなどの化合繊ペースのタフタは、比較的、安い値段で購入できます。
買いやすいので気軽にトライできる素材です。
丈夫
丈夫で洗濯でもへたりづらいです。
化合繊のタフタは、 シワになりづらく、 家庭用洗濯機で洗っても、 乾きやすいです。
日常着として取り扱いがしやすい素材です。
撥水(はっすい)効果があるものあり

タフタは高密度で織られているため、表面に水をはじく効果を期待できるものもあります。
この撥水機能を活かし、傘やレインウェア系のアイテムでも使用されます。
ハイキングなどアウトドアウェアにも使用されます。
生地が薄く軽いので小さくたためます。
そのため、パッカブルタイプ(袋に収納できる服)などにも使用されることもあります。
タフタのデメリット
滑りやすく、ミシンでやや縫いづらい
ツルツルしているため、縫いづれしやすい素材です。
中級者~上級者向けの生地といえるでしょう。
また、 高密度のため、縫い目の縫い細かいつれシワが発生しやすいです。

ミシン針や、ミシン糸、糸調子などを十分に調整する必要があります。
生地に厚みがなく、安っぽく見えることも
生地が薄く、やや頼りなく感じることもあります。
作品がペラペラの安っぽい印象になってしまうこともあります。
接着芯がつきづらい
タフタには「接着芯」がつきづらいです。
>参考記事:接着芯(せっちゃくしん)とは?初心者さん向けに詳しく解説
仮に一度ついても、洗濯で取れてしまうことがあります。
タフタのような素材と相性がよい (比較的よくつく) 芯もあるにはあります。
「難接着芯 (なんせっちゃくしん)」などのキーワードで生地屋さんで探してみてください。
ただこの難接着芯も必ずしも「つく」というわけではなく、 生地との相性があります。
タフタ素材は接着芯がつきづらい、と覚えておいてください。
タフタ生地で作品を作るときのコツ
糸は60番手、針は11番がおすすめ ミシンの設定にも注意しよう
タフタ生地をきれいに縫うのはいくつかコツが要ります。
まず、ミシン針は11番がおすすめです。
9番という11番より細い針もあるのですが、ご家庭で縫うのなら、11番と9番で大きな差はないと思います。
ミシン糸は60番のものを使用してください。

最後に、ミシンの糸調子(いとちょうし)の調整が大切になります。
丁寧に糸調子を取ることで縫い目の細かいシワを改善できます。
ただ、完全に縫い目のシワをとることは難しいと思います。
ミシンは職業用ミシンがおすすめです。
家庭用ミシンより、糸調子が取りやすく、縫いやすいため、作品の完成度も上がります。
>参考記事:プロが解説!あなたにピッタリのおすすめ職業用ミシン
「軽さ」が生きるデザインにしよう
ポリエステルタフタなどは、 生地が軽量のためギャザーをたっぷりよせても、 重苦しくなりません。
ふんわり軽い印象に仕上がります。
着用感も軽く、着ていてとても楽です。

ウエスト部分にゴムでたっぷりギャザースカートなど、 軽く仕上がり、作るのにおすすめです。
地の目に注意しよう
タフタは地の目をたてとヨコの違いで、見え方が変わります。
具体的には、少し色味が異なって見える場合があります。
特にベルトなどの地の目にはご注意ください。
タフタで作るのにおすすめのアイテム
最後にヘルカハンドメイドで提供している型紙からタフタ素材で作るのに向いているものを紹介します
スカーチョ・ガウチョパンツ

ウエストがゴムのガウチョパンツです。
タフタで作れば、ボリュームが軽く仕上がり、おすすめです。
まとめ
タフタ生地は軽く機能的な素材
ただし扱うにはいくつかコツがいる
アイテムは「軽さ」が活きるものがおすすめ
また、新作無料型紙は公式インスタグラムで随時お知らせしています。
フォローしていただけると最新型紙をお知らせできます。
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