仮止めクリップは、手軽に布同士を仮止めできるアイテムです。
まち針を使うよりも安全で、初心者の方に向いた裁縫道具です。
仮止めクリップの使い方
二枚の布の端を重ねてとめるクリップのことを言います。
仮止めクリップは
手芸用クリップ
布クリップ
なと呼ばれることもあります。
この記事ではわかりやすく、仮止めクリップと表記しています。
仮止めクリップの使い方
使い方はとても簡単です。
布を二枚重ねて、端をとめます。
端をクリップでとめたら、ミシンで縫っていきます。
クリップがミシンの針の箇所まできたら、クリップは外してください。
この繰り返しで上の布と下の布がぴったり同じ幅で縫うことができます。
ソーイングにおける仮止めの重要性
ミシンで縫うときは布を二枚合わせて縫い合わせていきます。
このとき端がぴったりと合っていることが大事です。
上の布の「縫い代1cm」で縫うなら下の布もピッタリ1cmで縫い合わせていきます。
ピッタリ縫うために、布のズレを防止してくれるのが、仮止めクリップの役割です。
仮止めクリップを使うメリット
仮止めクリップを使うメリットは、「安全性」です。
針ではないので、使ってもけがの心配がありません。
通常仮止めは「まち針」を使用することが一般的ですが、まち針はあくまで針。
使い方を誤ると、怪我をする心配があります。
また、まち針は床に落とす可能性もあります。
特に小さなお子さんがいる家庭では、安全面が気になる方も多いと思います。
その点、この仮止めクリップはあくまで「クリップ」なので、怪我をする心配がありません。
初心者の方、また家に小さなお子さんがいる方には、仮止めクリップは強くお勧めできます。
仮止めクリップを使うデメリット
仮止めクリップのデメリットは布同士がややずれやすいことです。
特に違うカーブを縫い合わせるときには、注意が必要です。
こちらは袖と袖ぐりのパーツです。
画像の点線が実際にミシンで縫う線になります。
このように服作りでは「形状の異なる曲線同士」を縫い合わせることがよくあります。
「形状の異なるカーブを縫い合わせる」場合は仮止めクリップを使うと、ややずれやすくなります。
その場合は、仮止めクリップより、まち針で止めるほうが正確に縫うことができます。
また、まち針に不安がある方はしつけ糸で仮どめをして縫うといいでしょう。
>参考記事:手芸初心者さんでも大丈夫!カーブをミシンで上手に縫う方法
直線同士を縫う場合は仮止めクリップは効果的なのですが、曲線同士、特に形状の異なる曲線同士を縫い合わせる場合は、ずれやすくなるので注意が必要です。
直線同士を縫う際は仮止めクリップは効果的です。
しかし形状の異なる曲線同士を縫う場合は、ずれやすくなるので注意が必要です。
こちらの商品を手芸用に使うのはおすすめしません。
ソーイングには向いていませんので、購入しないほうがいいでしょう。
おすすめはクロバーの仮止めクリップ
ソーイングにおすすめの仮止めクリップはクロバーのものです。
本家本元ということもあり、100円ショップのものより、品質が良く、使い勝手も抜群です。
バネも強く、しっかり布を固定してくれます。
仮止めクリップまとめ
- 仮止めクリップを使えば布同士を簡単に固定できる
- 使うメリットは手軽さと安全性。デメリットは曲線の縫い合わせには向かないこと
- おすすめはクロバーの仮止めクリップ
仮どめクリップはミシン縫いの際に、便利な道具です。
ぜひうまく活用して、ソーイングライフを楽しんでください。