オックス生地とは?特徴と作品作りのコツを解説
2022/01/05

今日は定番生地の「オックス生地」について解説します。
特徴から服作りのコツまで詳しく解説します。
スポンサーリンク
オックス生地とは?

オックス生地は斜子織りした生地のことをいいます。
正式名称は「オックスフォード」で、オックスフォード大学が由来です。
「オックスフォードシャツ」や「オックスフォードブラウス」の名称でよく、商品がありますね。
オックス生地の特徴
さらりとした肌触り
オックス生地は肌触りがよく、吸水性も高いです。また通気性がよいことも特徴です。
季節を問わず、通年着用できることも特徴です。
使える作品バリエーションが広い
オックス生地は使用されるアイテムのバリエーションも広く、定番のシャツ・ブラウスから、ワンピース、更には巾着などの小物まで、幅広く使えることが特徴です。
お手入れが楽
オックス生地は家庭用洗濯機で洗えます。また生地がやや厚く、しっかりしており、丈夫です。繰り返しの洗濯にも耐えられることも特徴です。
オックス生地の種類

定番は綿100%
オックス生地の定番は綿100%のものです。
みなさんがイメージされているものは、これに当たります。
オックスフォードブラウス、オックスフォードシャツなど、アイテム名に素材が入っているものは、ほぼこれに当たります。
オックス生地で作品を作るときのコツ
ミシン針は11番、糸は60番でOK
オックス生地で作品を作る場合は
ミシン針は11番手
糸は60番手
のものがおすすめです。
非常に縫いやすい素材なので、家庭用ミシンでも問題なくミシンをすすめることができます。
水通しをしよう
オックス生地は綿100%です。
したがって初回の洗濯で1%~縮むことが予想されます。
作品のサイズを小さくしたくない方は生地の段階で、
水通し→天日干し
をすることをおすすめします。
こうすることで、洗濯による作品の縮みを予防することができます。
生地の「カジュアル感」をうまくいかそう
オックス生地のやや厚みがあり、しっかりした風合いが特徴。
また綿100%で洗濯後はナチュラルなシワが入りやすいのも特徴です。
生地のもともとの風合いを活かすなら、ややカジュアルなデザインのアイテムに素材を使うとよいでしょう。
オックス生地で作品を作るメリット

オックス生地で服や小物といった作品を作る際のメリットについて解説します。
初心者でも扱いやすい
オックス生地は初心者でも、扱いやすいことが第一のメリットです。
具体的には、
ミシンで縫いやすい、
ミシンが進めやすい
アイロンでしっかり折り目がつく
アイロンで縫い代が割りやすい
などです。
手芸初心者の方でも取り組みやすい素材といえます。
比較的価格が安い
オックス生地は価格が比較的安いこともメリットの一つです。
1mで600円~で購入できます。
仮に失敗しても、そこまで「痛くない価格」なので、安心して作品に使える素材です。
また定番生地なので、多くの手芸屋さんで、手に入れることもできます。
種類や色が豊富

「オックス生地のブラウス」というと、
定番の白やサックス(水色)
をイメージされる方も多いと思いますが、実はオックス生地は色のバリエーションが豊富です。
ビビットなカラーはないのですが、淡いカラーで色展開されているものがほとんどです。
自分好みの色を見つけて、作品に使用するのもオックス生地を選ぶ楽しさです。
オックス生地で作品を作るデメリット
縫い代の重なりに注意
オックス生地の特徴として、やや厚みがあります。
この厚みが重なると、部分によっては固くなり、ミシンの進みが悪くなることがあります。
例えば、このような三つ折りと三つ折りが重なった箇所などは、厚みが出ます↓

また「ギャザー」などを寄せると、生地がたまり、厚みがでる原因になります。
ミシンが止まってしまうほどの厚みではないのですが、縫い代が重なると厚み、固さが出ることがデメリットのひとつです。
子供服を作るときに使う場合は慎重に
オックス生地の特徴として、やや厚みがあると書きました。
そして、洗濯すると生地が固くなり、ややゴワゴワします。
もしオックス生地で子供服をつくるつもりなら注意が必要です。
オックス生地でタイトめの服をつくってしまうと、とても動きづらくなります。
子供は活発に動きますから、服でその妨げはしたくないですよね。
もしオックス生地を子供服に取り入れるなら、ゆとりがあるデザインのものを作りましょう。
個人的には0~3歳くらいまでは、オックスのようにしっかりした生地ではなく、薄めで軽い生地、または、伸びる生地で作ることをおすすめします。
もしオックス生地で子供服を作るなら4歳以上がよいと思います。
このくらいの年齢になれば、市販の子供服でも「オックスフォードブラウス・シャツ」がでてきます。
オックス生地で作るのにおすすめの服・小物
ブラウス
オックス生地といえばやはり、シャツ・ブラウスとの相性が抜群です。
ブラウスは縫う工程が多いですが、オックス生地なら比較的、縫いやすいです。
マリンキャップ
服以外mのアイテムにも広くマッチするのがオックス素材のよさです。
オックス生地の厚みを活かして、帽子をつくるのもおすすめです。
特にマリンキャップは、シーズン問わずに着用できるのでおすすめです。
エプロン
オックス生地でエプロンを作るのもおすすめです。
オックス生地はシーツなどに使われるなど、吸水性が高いのが特徴です。
洗い物をした後で、さっと手を拭くのにも適しています。
また丈夫なので、繰り返しの洗濯にも耐えられます。
初めてブラウスをつくるなら、オックス生地とオックス生地どっちがおすすめ??

初心者ならブロードがおすすめ
オックス生地もブロード生地もブラウスに使われる定番素材ですが、もし初めてブラウスを作るなら、ブロード生地で作ることをおすすめします。
理由は、ブロードのほうが薄くて、オックス生地よりも縫いやすいからです。
生地が薄いため、ギャザーを使ったデザインに使用するのにも適しています。
「ブラウスを初めて作りたい!」という方はブロード生地で作成することをおすすめします。
今日のまとめ
- オックス生地は定番生地。縫いやすく、幅広いアイテムに使える。初心者さんにもおすすめ
- しっかりしていて、厚みがあるので、縫い代の重なりや、子供服を作るときには注意が必要。
【100型以上の型紙がすべて無料!】
ヘルカハンドメイドでは服の型紙を無料でダウンロード印刷できます。
また、新作無料型紙は公式インスタグラムで随時お知らせしています。
フォローしていただけると最新型紙をお知らせできます。
【未経験&初心者OK】ハンドメイドライターになって+αの収入UPを目指そう!

実は、ハンドメイド作品を「売る」のではなく、ハンドメイドについて「書く」ことも収入アップにつながります。
「ハンドメイドについて書くお仕事」について少し紹介しますね。
「好き」を仕事にできる
「ハンドメイド」に関する記事を作成します。
皆さんの「好き」や「感性」を目いっぱい活かせます。
在宅でできる
すきま時間を有効に活用できます。
わかりやすいマニュアルもあるので、ご自分のペースで取り組むことができます。
【チャットサポートあり!】伝わる文章術が身につく
オンライン、チャットによるサポートで、分かりやすく、伝わる文章が書けるようになります。
ライティングスキルは、ほぼすべての業務に役に立つスキルです。
「ハンドメイド」×「伝わる文章術」を身に着けて、収入UPを目指しましょう!
服や小物だけが、「作品」ではありません。
「文章」も立派なハンドメイド作品です。
ハンドメイドライターとして、ぜひみなさんの感性を活かしてみませんか?
>「ブログライター体験募集」詳細をとりあえず見てみる
ad1
ad1
関連記事
-
-
寒い季節におすすめ!コーデュロイ生地を選ぶときに注意すること
11月もうすぐ終わりですが、まだまだ暖かい日が続きますね。 これから本格的な冬に …
-
-
サテン生地とは?生地の特徴と作品作りにコツを詳しく解説
今日はサテン生地について解説します。生地の特徴と、作品作りのコツまで詳しく解説し …
-
-
綿100とは?生地の特徴と取り扱い方法を詳しく解説
こんにちは。ヘルカハンドメイドです。 今日はよく使われる「綿100」の意味と生地 …
-
-
ツイルとは?生地の特徴と作品作りのコツを詳しく解説
今日は定番生地「ツイル」について解説します。 生地の特徴だけでなく、作品作りのコ …
-
-
布帛(ふはく)とは?意味と特徴を詳しく解説
布帛の意味と特性を解説していきます。よく比較される「ニット」との違いや、代表的な …
-
-
生地の地の目とは?
今日は手芸や服作りでよく使われる用語「地の目」について解説します。 「地の目を通 …
-
-
布の表と裏の見分け方
「生地を買ったんだけど、表と裏が同じに見える」 「一体どっちを外側にして使えばい …
-
-
生地幅の種類を覚えよう!シングル幅とダブル幅
生地屋さんで売られている生地は素材によって幅が違います。(生地の幅とは生地の端の …
-
-
タフタ素材とは?生地の特徴と作品作りのコツを詳しく解説
今日は定番生地「タフタ」について解説していきます。 生地の特徴や作品作りの際、注 …
-
-
ダブル ガーゼとは?生地の特徴と作品作りのコツを詳しく解説
今日は定番生地「ダブルガーゼ」について解説します。最近では100円ショップでも、 …